幻縛界では、魔王ナーワーの魔力により、幻縛獣の力は3倍に膨れ上がる.....のではなく、シバラレンジャー達の力が完全に封じ込まれてしまうのだ。つまり、変身前の、普通の女の子の力しか出せなくなってしまうのである。
「今だ!かかれーっ!」
「ああっ!ああんっ!」
力を失ったゆうかは、真っ先に戦闘員に後ろ手に締め上げられてしまう。
「ゆうかっ!あっ...あんっ!」」
助けようとしたマユミも、簡単に後ろ手にされてしまう。そして、2人とも厳しく縛り上げられてしまう。
「いやっ!離してっ!」
胡摩も、華汝も、のりこも、手も足も出ずに後ろ手に縛り上げられてしまった。
「胡摩っ!イプシロンよっ!」
「来てっ!イプシロン!」
シバラレンジャー達の基地、ファンタジーベースから、シバラレンジャー援護用の小型超次元高速マシン・イプシロンが発進する。シバラレイエロー胡摩だけが、その電子頭脳とシンクロすることができ、異空間であろうと何処であろうと、胡摩のいる場所どこへでも駆けつける事ができるのだ。

幻縛界では、シバラレンジャー達に恥ずかしい責めが行われていた。彼女達は、厳しく後ろ手に縛り上げられた上、横一列に並んで立てられた柱に縛り付けられていた。その前にポイズマスが立ち、体から無数の触手を出している。触手はシバラレンジャー達の体に絡みつき、彼女達の至る所を刺激していた。
「あっ!...あああんっ!」
「うん!...はあんんっ!」
「あん!...い、いやっ!ああっ!」
懸命に逃れ様ともがく彼女達だが、厳しく縛り上げられていて、どうすることもできない。
「ふふふ、いいわよポイズマス!もっともっと、シバラレンジャー達を辱めてあげなさい!」
歓喜に震えるコマンダー・ミキ。が、その時!次元の壁を破り、イプシロンが飛び込んで来て、ポイズマスに体当たりをする。激しい火花が飛び散り、吹き飛ばされるポイズマス。
「イプシロン!来てくれたのね!」
イプシロンはマジックハンドで胡摩の縄を解く。胡摩はイプシロンに乗り、猛スピードで敵陣の真っ只中を走りぬけ、コマンダー・ミキ達を一蹴する!
「イプシロン・レーザー!」
そして、イプシロン・レーザーでドクターb.bの持つ幻縛界発生装置を破壊した。たちまち幻縛界は消え去り、周りは元の空間に戻る。
胡摩に縄を解いてもらい、シバラレンジャー達はポイズマスと対峙する。
「ファンタジー・フォーメーションよ!」
ファンタジー・アタックが炸裂し、ポイズマスは木っ端微塵に吹き飛んでしまう。
「おのれ!シバラレレンジャーめ!...超再生!」
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