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「デルビル・ダイナミック!」
一筋の閃光が、センノウンを切り裂く。
「グエエエエエエエエエッ!」
断末魔の叫びと共に、センノウンは跡形も無く飛び散ってしまう。
「うう〜ぬ!お..覚えておれっ!」
バクローとくの一三姉妹は、いつもの捨て台詞を残して退却してしまう。
「デルビル〜っ!」
彼方から、レイコが駆け寄って来る。
「子供達は?」
「もう大丈夫!完全に元に戻ったわ!」
「そうか...ご苦労だったな、レイコ!」
「もう!...来るのが遅いんだからっ!おかげで、ひどい目にあったわ!」
「はっはっはっ!ごめん、ごめん!」

そして、公園には、再び子供達の元気な笑顔が溢れていた。レイコはというと、子供達と鬼ごっこをしていて、女の子達と一緒に捕まって、後ろ手に縛り上げられて木に繋がれていた。
「ああん!...許して〜っ!」
何か、縛烈獣に操られている時と、やっている事があまり変わらないが、今回は、レイコも子供達も、本当に楽しそうであった。


                      ( おしまい )
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