その横を見て、デルビルは思わず固まってしまった。
「ああん!ゆるしてっ!...あんっ!あはああああんっ!」
「ちょっと指令!まだできないんですか?」
「そう言われても、結構難しいんだよこの縛り方....あのツカサって女、よくあんなスピードで、こんな複雑な縛りができるよなあ?」
何と、レイコの縛られ方を真似て、MEがゆうかを後ろ手に縛り上げ、逆さ吊りにしようとしていた。その横で、華汝、胡摩、桜が、MEを囃し立てていた。
「ああんっ!何で〜!...何でまた、あたしだけお仕置きなの〜!...あんっ!あんっ!」
「だって、スペシャルバージョンなんですよ!やっぱり最後は、ゆうか姉さんのお仕置きで絞めなくっちゃっ!」
「そうそう!...それに、最後にこれがなくっちゃ、全国500万のゆうかさんのファンが納得しませんよ!」
本当にそんなにファンがいるかどうかは、定かでは無かった.......
幻縛城では、こちらもお決まりの、コマンダー・ミキのお仕置きが行われていた。ミキはドクターb.bにより厳しく後ろ手に縛り上げられ、逆さ吊りにされていた。
「はああああああんっ!...こ..この縛りは?...あああああんっ!」
「そう...ツカサ吊りじゃ!」
もがけばもがくほど、ミキを縛る縄は、厳しく彼女を締め付けていく。
「あん!ど..どうして...ドクターが..ツカサ吊りを...はあんっ!」
「先の戦闘で、じっくり見せてもらったからな......」
さすがは、ナーワー帝国きっての縄師、ドクターb.bである。数回見ただけで、完璧にツカサ吊りをマスターしていた。
「あはああああああんっ!...あっ!あんっ!あああああああんっ!」
ミキは、股にもこぶ付きの縄を掛けられていた。これも、もがけばもがくほど、ミキの急所を激しく刺激していく。
「あふううううんっ!...お..覚えてらっしゃい、シバラレンジャー....つ..つぎは...あんっ!...もっともっと虐めてあげるんだから...はあああああああああんっ!」
宇宙海賊、ツカサとヒロシの脅威は去った。しかし、ナーワー帝国の侵略は、まだ終わってはいない。負けるなゆうか!がんばれ!緊縛戦隊シバラレンジャー!
( おしまい )
次頁へ