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突然!森の中に女性の声が木霊する。
「だ.....誰っ?!」
ゆうか達は、慌てて辺りを見廻す。だが、辺りに縛られているレイコとユリ以外の人影は無い。
「ど....何処に居るの?!姿を見せなさいっ!!」
「ここよっ!!」
華汝の啖呵に呼応する様に、森の中から二つの影が飛び出し、ゆうか達の前に降り立つ。紺のボンデージファッションに身を包んだ金髪の女性と、茶色のボンデージファッションに身を包んだ、こちらも金髪の女性。
「あ......あなた達は???」
「女宇宙海賊!!キョウミ!!」
「同じく!女宇宙海賊!!ユウミ!!」
「女宇宙海賊??.....じゃあ、あんた達ツカサの仲間?」
「そうよ!あたし達二人とお姉様、3人揃って泣く子も黙る宇宙海賊三姉妹よっ!!」
「お姉様っ!!今お助けしますわっ!!」
「あん!お願いっ!キョウミっ!!ユウミっ!!」
ツカサは、縛られた体を懸命にくねらせて二人に助けを乞う。
「そ....そうはさせるもんですかっ!.....相手はたった二人よっ!返り討ちにしてやるのよっ!」
「はいっ!!」
まゆみの号令で、ゆうか達は再び戦闘陣形を整える。
「ツイン・ボンディング・フレアー!!」
まず、牽制代わりにゆうかと胡摩が通常のボンディング・フレアーを放つ。ところが、
「きゃあああああああああっ!!」
「ああああああああああんっ!!」
何と、キョウミとユウミはいとも簡単に捕らえられてしまい、厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられ、その場に倒れ込んでしまった。
「ああん!お...お姉様っ!ご....御免なさいっ!!」
「あん!あ....あたし達も....し...縛られてしまいました!あんっ!」
「そ.....そんなっ?!.....キョウミ!.....ユウミ!.....ああんっ!」
これには、ゆうか達も拍子抜けしてしまう。
「な.....何なの?一発で終わりなんて.......」
「宇宙海賊っていうから、どんなに手強いかと........見掛け倒しね.........」
その時、ようやく猿轡だけだが外す事に成功した、レイコとユリが叫ぶ。
「だ......だめっ!」
「油断しないでっ!そ.....そいつらは.........」
二人がそう言い掛けた時、キョウミとユウミはうすら笑みを浮かべながら叫ぶ。
「シバラレ・チェンジ!!」
「?!」
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