「ホワイト・百烈拳!!」
「はあああああああああああんっ!」
間髪入れずに、まゆみとのりこの攻撃。今度は派手に吹き飛ばされてしまうツカサ。
「今よっ!」
今度は、ゆうか、胡摩、さなえの3人が隊形を組んで手を重ねる。
「スペシャル・ボンディング・ストリーム!」
3人の重ね合わせた手から、光の縄が葉っぱの渦を伴って放たれる。
「あああああああああああああああんっ!」
葉っぱの渦に視界を遮られ、避けきれずに光の縄に縛られていくツカサ。
「あん!.......はあうんっ!」
厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられ、膝と足首も縛られたツカサはバランスを崩してその場に倒れ込んでしまう。
「やったあ!!」
歓喜して3人でハイタッチをする、ゆうか、胡摩、さなえ。一方、ツカサは惨めに縛られた体をくねらせて懸命にもがく。
「あん!し....しまった.....な....なんとかしなくっちゃっ!...あん!あんっ!」
いくら強くても、やはりツカサもシバラレンジャー。後ろ手に縛り上げられてしまっては手も足も出ない。ただ惨めに、悶え喘ぐしか無かった。
「ふふっ......どう?ツカサさん?あたし達の新しい力は?」
「ああん!......んっ!.......んんっ!」
「やっぱりたいした事なかったかしら?」
「はん!.......んんっ!.......ふんっ!」
縛られたツカサを取り囲み、勝ち誇って彼女を見下ろすゆうか達。ツカサは、顔一杯に冷や汗を溜めながら、懸命にもがいている。
「んふうううんっ!んんっ!んっ!んっ!」
「むふうううんっ!むんっ!むむむむんっ!」
その少し後方で、縛られたままのレイコとユリが、懸命にもがきながら呻き声を上げ続けている。どうやら何かを伝えようとしている様だが、有頂天になったゆうか達はそれに気が付かない。
「さあて.......じゃあツカサさん、今までのお返しも込めて、たっぷりと可愛がってあげようかしら?」
そう言って、華汝がツカサの顔を覗き込む。
「はあんっ!.....ゆ......ゆるして.......あんっ!」
ツカサはみっとも無く体をゆがめて、許しを乞う。宇宙海賊の威厳もあったものではない。ミキとは正反対に、縛られた途端に弱気になっている。やはりシバラレンジャーである性なのか?...........否!これも彼女の作戦の内だったのだ!
「そこまでよっ!!」