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「しっかりっ!胡摩ちゃんっ!」
「あ....ありがとうございます.....さなえさん....」
華汝、のりこ、桜がツカサを牽制している間に、まゆみとさなえがゆうか達の縄を解く。こうしてようやく、シバラレンジャー7人が勢揃いする。
「真紅の薔薇!シバラレレッド!」
「青色のハーブ!シバラレブルー!」
「純白の百合!シバラレホワイト!」
「春風の桜!シバラレピンク!」
「陽光のひまわり!シバラレイエロー!」
「北風のラベンダー!シバラレバイオレット!」
「深緑の若葉!シバラレグリーン!!」
「咲き誇れ!緊縛戦隊シバラレンジャー!」
颯爽と名乗りを上げるシバラレンジャー達。
「むむむむむむむんっ!んっ!んふうううんっ!」
シバラレオレンジに変身したまま縛られているユリが、激しくもがきながら呻き声を上げる。自分も参加したいと訴えているのであろうか?
「ふふん!全員集合って訳ね........でも、全員揃ってもあたしには勝てないわよ!何度惨めに縛り上げられたか?忘れたわけじゃないでしょうね!」
勢揃いしたシバラレンジャーを前にしても、余裕の笑みを浮かべるツカサ。
「おあいにく様!このシバラレグリーン・さなえの加入で、シバラレンジャーはパワーアップしたんだからっ!」
ツカサの言葉に、さなえが啖呵を返す。だが、ツカサはまだ余裕の態度を崩さない。
「ふん!一人くらいふえたからって、何だと言うの?この間だって、そこの縛られてる二人を含めて8人居たけど............」
ツカサが言い終わらない内に、さなえは両手を頭上で交差させる。
「リーブズ・ストリーム!!」
さなえの手から激しい葉っぱの渦が巻き起こる。
「?!........な.....何っ????」
渦は、瞬く間にツカサを飲み込む。葉っぱの渦に囲まれ、ツカサは全く視界が利かなくなる。
「な.....何なのこれはっ???」
さしものツカサも、これにはうろたえ始める。
「ブルー・イレイザーガン!!」
「バイオレット・ソーサー!!」
「きゃあああああああああっ!!」
葉っぱの渦にまぎれての攻撃に、流石のツカサも交わしきれず、ダメージを受けてしまう。
「レッド・マイティーソード!!」
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