三度シバラレンジャー達の前に現れた、シバラレブラック・ツカサ。捕られられたゆうかと胡摩を救出し、一度はツカサを縛り上げたシバラレンジャー達。その彼女達の前に、今度はツカサの妹分のキョウミとユウミが現れた。最初はいとも簡単に縛り上げられ、大したことはないのかと思われた二人だが、次の瞬間、何とキョウミとユウミはシバラレンジャーに変身したのだ......
「はあっ!!」
名乗りを上げた直後、シバラレネイビーブルー・キョウミは天高くジャンプをする。一瞬皆の視線がそちらに向いた隙に、シバラレブラウン・ユウミはその身を大きく屈めて両手を地面に着ける。
「ブラウン・アースクウエイク!!」
ユウミの叫びと共に、地面が激しく揺れ始める。
「きゃああああああああああっ!!」
突然の地震に、ゆうか達は耐えられずその場に倒れ込んでしまう。飛び上がっていたキョウミは地震の影響を受けず、揺れが弱くなったのを見計らって着地し、素早く行動に移る。
「あ?!.............」
ゆうか達が倒れている隙を付いて、キョウミが縛られているツカサを抱えて飛び去る。
「し.....しまったっ!」
キョウミはツカサを抱え、少し離れた高台に着地する。それを追ってユウミもジャンプし、その横に着地する。
「お姉様、大丈夫でした?」
キョウミは、手際良くツカサの縄を解く、ようやく後ろ手縛りから開放され、ツカサはすっくと立ち上がる。揺れがようやく収まり、ゆうか達もやっと立ち上がれる様になった。
「ふふふ......こちらも3人揃ったところで、改めて自己紹介といこうかしら?」
「ええ!お姉様!」
立ち上がって体勢を立て直したゆうか達の前で、ツカサ達3人は再び名乗りを始める。
「妖しき黒薔薇!シバラレブラック!」
「紫紺の牡丹!シバラレネイビーブルー!」
「荘厳の大地!シバラレブラウン!」
「我ら、闇の緊縛戦隊!ダーク・シバラレンジャー!!」
颯爽とポーズを付けるツカサ、キョウミ、ユウミ。
「ダーク......シバラレンジャー?.........」
「や......闇の.......緊縛戦隊ですって?.......」
【 緊縛対決!シバラレンンジャー対シバラレンジャー! − Act.3− 】