動揺の色を隠せない、正義のシバラレンジャー達。ツカサ一人にさえ、あれだけ苦戦を強いられた。それが今度は3人いるのだ。人数では勝っていても、戦闘の場数では天と地程の開きがある。果たして勝てるのか?そんな不安が頭を過ぎる.........しかし、正義のスーパーヒロインが、悪人を前に逃げ出す事は出来ない!
「ふ....ふん!ダークだかなんだか知らないけど、この世に悪の栄えた試しは無いわっ!」
「そ.....そうよっ!行くわよっ!みんなっ!」
そんな不安を振り払う様に、まゆみと華汝が活を入れる。
「はいっ!!」
その声に、皆も呼応する。こうして、正義対悪、シバラレンジャー対シバラレンジャーの対決が始まる。
「リーブズ・ストリーム!!」
先陣を切って、さなえがリーブズ・ストリームを放つ。凄まじい葉っぱの渦が、ツカサ達3人に襲い掛かる。
「ふん!」
するとキョウミが、さなえと同じ様に両手を頭の上で交差させる。
「ネイビー・ハリケーン!!」
何と、キョウミの腕からは、リーブズ・ストリームよりも遥かに強力な風の渦が放たれた。その竜巻はリーブズ・ストリームを吹き飛ばし、更にはゆうか達までも吹き飛ばしてしまう。
「きゃああああああああああっ!」
大きく上空に舞い上げられ、十数メートルは飛ばされて地面や木に叩きつけられるゆうか達。
「きゃんっ!」
「あん!」
「はうんっ!」
そんな彼女達を高見から見下ろし、高笑いをするツカサ。
「ほおっほっほっほっ!いいザマね!.....そんな攻撃が、何度も通用すると思ったの?」
早くも、大きなダメージを食らってしまったゆうか達。すでに、体のあちこちに激しい痛みを感じてしまう。
「あん!......な....なんて威力なの.......」
「り....リーブズ・ストリームが....こ...こうも簡単に........」
それでも、何とか気持ちを奮い立たせてその場に立ち上げる。しかし、既に勝負は見えていた。
「ブルー・イレイザーガン!」
「バイオレット・ソーサー!」
「ホワイト・気功砲!」
ツカサ達に向かって、正直すぎる攻撃を加える華汝、桜、のりこ。当然の如く、これらの攻撃は難無く交わされてしまう。だが、交わした3人に対し、第2陣が既に攻撃を仕掛けていた。
「レッド・マイティソード!」
「ピンク・ダイナマイトキーック!」
「キミドリ・バスターッ!」
まゆみがツカサに、ゆうかがキョウミに、そして胡摩とさなえが本邦初公開の合体技でユウミに襲い掛かる。しかし..............