満足そうにその光景を眺めていたコマンダー・ミキであったが、しばらくして、ゆうかに近づいて戦闘員を下がらせる。
「ふふふ、気分はどうかしら?ゆうかさん。」
「い...いいわけないでしょっ!」
「あら、そうかしら?なら、こんなのはどう?」
コマンダー・ミキはゆうかの胸を揉み始める。
「あっ!...ああん!....」
更に、その手を少しづつ下へ下げていく。微妙に強弱を付けながら、ゆうかの体に刺激を与えていく。
「あん!...やめてっ!...あっ!あああんっ!」
何とか、ミキの魔性の技から逃れ様と懸命にもがくゆうか。しかし、厳しく後ろ手に縛り上げられた身ではあがなう術は無い。
「ゆうか姉さん!あっ!...ああん!」
ゆうかを気遣う胡摩であったが、彼女にも戦闘員の責めが続けられていた。

さんざん弄ばれた後、ゆうかと胡摩は独房の様な部屋に、監禁されていた。相変わらず厳しく後ろ手に縛り上げられ、縄は胸の上下、膝、足首も容赦無く締め付けていた。二人は部屋の中央に、向き合う形で転がされていた。
「こ、胡摩ちゃん、大丈夫?」
「は、はい。ゆうかさんこそ大丈夫ですか?」
「平気よ!...それより、何とかして逃げ出さなくっちゃ!胡摩ちゃん、背中をこっちに向けて。」
「え?!...は、はいっ!」
胡摩は体を起こし、高手小手に縛り上げられた背中をゆうかに向ける。ゆうかは縛られた体をくねらせ、少しづつ胡摩に近づく。何とか体を起こして正座の体勢を取り、高く背中にねじ上げられている胡摩の手首に口を寄せる。
「むっ!...むんっ!....むむんっ!」
ゆうかは縄を解こうと、口で懸命に結び目を引っ張る。しかし、がっちりと結ばれているため、思うようにいかない。
「あん!ゆうか姉さん、無理ですっ!...こんなにきつく縛られているんじゃ...」
「あきらめちゃだめっ!...縛られて、弄ばれるだけなんて、シバラレンジャーの名が泣いちゃうわっ!何とか、見返してやらなくっちゃっ!」
しかし、精神的にも大きなダメージを受けている二人は、監視モニターの存在を忘れていた。彼女達の行動は、モニターを通して全てコマンダー・ミキに筒抜けだったのだ。

アジトの司令室。コマンダー・ミキが嬉しそうに、モニターに映るゆうか達を眺めていた。
「ふふふ...そうよ、がんばってお逃げなさい!また、直ぐに縛って、お仕置をしてあげるから...」
と、突然!全てのモニターが砂の嵐に代わる。
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