シバラレレッドは、巧みな剣術で戦闘員達を打ち倒していく。シバラレンジャー達は、変身することで10倍の力を得る他に、それぞれ特殊な能力を持つ事ができる。レッドは剣術の達人に。
「ブルー・イレイザーガン!」
ブルーは射撃の名手に。
「ホワイト・百烈拳!」
ホワイトは拳法の達人となるのだ。瞬く間に、戦闘員達を倒していくレッド、ブルー、ホワイト。
「えいっ!」
「やあっ!」
ピンクとイエローにも、他のメンバーには無い特殊な能力があるのだが、それはまたこの次の話で。
戦闘員達は全て倒され、残るはコマンダー・ミキ一人となった。
「あなたが最後よ!コマンダー・ミキ、覚悟なさい!」
ゆうかと胡摩が先頭に立って、ミキを追い詰める
「ふふっ!それはどうかしら?....ナワジバール!」
ミキに呼ばれ、地面の中から幻縛獣ナワジバールが現れた!
「ナワジバール!お前はレッド、ブルー、ホワイトの3人を!わたしはこの2人をやるわ!」
「グワアアアアアアアッ!」
ナワジバールはまゆみ達に襲い掛かる。剣、銃、拳で対抗するが歯が立たず、3人は跳ね飛ばされてしまう。
「きゃあああああっ!」
一方、コマンダー・ミキと対峙したゆうかと胡摩は、再び合体攻撃で応戦する。
「ツイン・ボンディング・フレアー!」
光の縄がミキを襲う。
「リフレクトコーティング!」
ミキの体が、一瞬全身鏡となりゆうか達の攻撃を跳ね返す!光の縄は逆にゆうか達に襲い掛かる。
「きゃあっ!」
「あん!...あああんっ!」
自分達の仕掛けた攻撃で、逆にゆうかと胡摩は厳しく後ろ手に縛り上げられてしまった。
「ふふっ、同じ攻撃に何度もやられるもんですか!」
ミキの体が元の姿に戻る。そして、ゆっくりとゆうかに向かって歩いてくる。ゆうかと胡摩は、縄を解こうと懸命にもがく。
「あんっ!そんなっ!自分達の技で縛られちゃうなんて....な、なんとか解かなくっちゃっ!」
「はあんっ!...うん!ううんっ!...あんっ!だめっ!」
ゆうか達が縛り上げられているのを見て、まゆみ達は駆け寄ろうとする。
「ゆうかっ!」
その隙をついて、ナワジバールは口から無数の縄を吐く。
「あっ、しまった!...ああああんっ!」