「ほほほほほっ!もっとよ、もっともっと辱めてあげなさい!」
厳しく後ろ手に縛り上げられているゆうかは何の抵抗もできない。ミキは嬉々としてゆうかを責め続けるのであった。
ゆうかがコマンダー・ミキに縛り上げられている頃、のりこと胡摩は体育の授業の準備で体育器具室に来ていた。二人とも縁が赤色の丸首半袖シャツを着て、赤のブルマを履いている。二人でバレーボールの籠を運ぼうとした時、ふと胡摩が何かに気付いた。
「なに?この音?」
「音?!...何にも聞こえないわよ。」
胡摩はメカニックに強いため、かすかな機械音にも敏感なのだ。彼女は器具室の奥の方を念入りに探る。
「あった!これだわ!」
マットの裏側の隅っこに、小型の機械が置かれていた。
「何なの?」
「分からない。でも、今回の事件と何か関係があるはずよ!」
「いかんなあ!そんな物を見つけては!」
突然の声に驚いて、二人は振り返る。そこには、体育教師の無頼が立っていた。
「無頼先生?!」
「それを見られたからには、このまま返す訳にはいかんな。シバラレホワイト!シバラレイエロー!」
「ど...そうしてそれを?!」
「まだ分からんかの?」
無頼は少しづつ、その姿を変えていく。そして、最後には...
「ど、ドクターb.b!」
「胡摩っ!変身よ!」
のりこと胡摩は両手を背中に組んで、自縛装置のスイッチを押す。極細の縄が後ろ手の手首に絡みつき、ブルマ姿ののりこと胡摩を後ろ手に縛り上げる。
「シバラレ・チェ....んっ!」
そこまで言いかけた時、ドクターb.bの投げた小さな黒い玉が二人の口に飛びこんだ!
「それは、わしが開発した特殊ゴムギャグじゃ。口の中の水分を吸って膨れ上がり、ぴったりと口の中に張り付くんじゃ!」
「んっ!んんーっ!」
「んんっ!....んっ!んっ!」
のりこと胡摩は必死に吐き出そうとするが、口の中にぴったりと張り付いているため、どうしても吐き出すことができない。手で取ろうにも、自縛装置で厳しく後ろ手に縛り上げられてしまっているため、どうにもならない。シバラレンジャーは後ろ手に縛り上げられないと変身する事ができない。逆に言えば、変身する前は必ず後ろ手に縛り上げられる。ドクターb.bはそこに目を付け、密かに罠を用意していたのだ。