「さあ!今度はあなたの番よ!両手を後ろに回しなさい!」
ミキはしぶしぶ両手を背中で組む。華汝はミキを厳しく後ろ手に縛り上げる。
「ああっ!ああんっ!」
華汝の容赦無い縛りに、思わず感じてしまうミキ。そして華汝は、ミキをゆうかの様に天井から吊り下げてしまう。
「しばらくそうしてなさい!」
「ふん!後で覚えてらっしゃい!」
ミキを縛り終えて、華汝はゆうかに歩み寄る。ゆうかはまだ縛られていて、ヘビロボットもまだゆうかの体を這い回っていた。
「か...華汝姉ちゃん...あんっ!..は、早くこのヘビを取って!...お願い!..ああんっ!」
「しょうが無いわね、ゆうかは!いっつも直ぐに縛られちゃうんだから!」
そう言って、華汝はヘビロボットをゆうかの体から引き離す。
「あ、ありがとう...でも、油断しちゃだめ!コマンダー・ミキは縄抜けの達人なの!」
「あたしを誰だと思ってるの?この華汝ねえさんの縛りを、そんな簡単に抜けられるもんですか!」
確かに、ミキは縄抜けをしようと懸命にもがいているが、一向に成果は上がっていなかった。
「ゆうか、しばらくそうしてる?」
「あーん!華汝姉ちゃんの意地悪!...お願いだから解いてーっ!」
「はい、はい。」
ようやくゆうかは縄を解いてもらい、自由の身になる。
「さて、お待たせミキさん。この学園で何を企んでいるのか、教えてもらおうかしら?」
「ふん!そんな事をベラベラ喋ると思ってるの?」
「ただじゃ教えてくれないでしょうね。でも...ゆうか!」
「うん、華汝姉ちゃん!」
ゆうかの手には、先程のヘビロボットが握られている。
「ま...まさか?!」
「そう...お返しよ!それっ!」
「あっ!....あん!....あああああああああんっ!」
ゆうかはヘビロボットをコマンダー・ミキの体に絡みつかせる。ヘビは今度はミキの体を這い回る。
「ゆうか!コントローラーを取ってきて!」
「オッケー!華汝姉ちゃん!」
「あん!...お..お願い!...それだけはやめて!...ああん!」
ゆうかがコントローラーを拾ってくる。華汝が目で合図を送り、ゆうかは出力ボリュームを上げる。
「はあああっ!...ああんっ!..あっ!あっ!...はあああああああんっ!」
もだえまくるコマンダー・ミキ。ヘビは容赦無く彼女の体を這い回る。そしてとうとう大事なところに..
「ああああああんっ!...い、言うわっ!...だから...だから出力を下げてっ!...ああんっ!」
ゆうかはボリュームを下げる。少し楽になって、ホッと息をつくミキ。