華汝は何とか縄を解こうと懸命にもがく。しかし、ウッチーの厳しい縛りは一向に緩む気配すらない。
「う...わんっ!」
「ど、どうしたの?チーズ?!」
突然!どうしたことかチーズが舐めるのをやめ、入口の方へ走り出した。入口には、ジャーキーを持ったシバラレイエロー胡摩が立っていた。
「よし!よし!はい、これあげるからね!」
「おのれ!シバラレイエロー!」
「とおっ!」
「やあっ!」
ゆうかの横にはシバラレレッドまゆみ、華汝の横にはシバラレホワイトのりこが颯爽と登場する。
「まゆ姉ちゃん!」
「のりこ!」
「ホワイト百烈拳!」
「ふんぎゃーっ!」
「レッド・マイティーソード!」
「ほんげーっ!」
不意をつかれて、ウッチーもヨッシーも跳ね飛ばされてしまう。その隙に、まゆみとのりこはゆうかと華汝の縄を解く。
ようやくここに、シバラレンジャー5人が勢揃いする。
「真紅の薔薇!シバラレレッド!」
「青紫のハーブ!シバラレブルー!」
「純白の百合!シバラレホワイト!」
「春風の桜!シバラレピンク!」
「陽光のひまわり!シバラレイエロー!」
「咲き誇れ!緊縛戦隊シバラレンジャー!」
ついにシバラレンジャーが5人集結した。
そして、先程までは確かに生物室に居たのに、いつの間にかセメント工場の砂山近辺でシバラレンジャーとコマンダー・ミキ軍団は対峙していた。
「かかれーっ!」
コマンダー・ミキの合図で戦闘員達が一斉に襲いかかる。しかし、シバラレンジャー達にたちまちの内に倒されてしまう。
「ウッチー!ヨッシー!やっておしまい!」
「あらほらサッサー!」
ウッチー対シバラレホワイト・ピンク・イエロー、ヨッシー対レッド・ブルーの闘いが始まる。