間髪を入れず、先制攻撃を仕掛けるのりこ。
「ホワイト・百烈拳!」
キンバングはびくともしない。
「ホワイト・気功砲!」
「キンバグウウウウウウウウウ!」
キンバングも強力な気を放ち、ホワイトの気功砲を相殺してしまう。
「だめ!...あたしの技が利かないわ!」
「キンバグウウウウウウウウウ!」
キンバングは無数の縄を放った。のりこは必死に交わすが、1本だけ交わしきれず足を縛られてしまう。
「あっ!...しまった!」
動きの止まったのりこを、第2陣の縄が襲う。
「あっ!ああああああんっ!」
のりこは厳しく後ろ手に縛り上げられてしまい、バランスを崩してその場に倒れこんでしまう。
テニスコートには、テニスウェア姿の女子大生達とシバラレホワイトのりこが、後ろ手に縛り上げられて転がされている。
『ああん!何とか、みんなだけでも逃がさなくっちゃっ!』
懸命にもがくのりこだが、縄は一向に緩む気配は無い。
「レッド・マイティーソード!」
「ブルー・イレイザーガン!」
まゆみと華汝の連携攻撃がキンバングを直撃する。キンバングは後方に倒れ込む。
「大丈夫?のりこさん!」
ゆうかがのりこに駆け寄る。
「ゆうかさん!」
そこへ、隠れていた戦闘員達が姿を現す。身構えるまゆみと華汝。
「ゆうか!のりこ!ここはあたし達が引き受けるからみんなを早く避難させて!」
「はい!」
ゆうかはのりこの縄を解き、二人で縛られている女子大生達の縄を解き始める。まゆみと華汝は戦闘員達をなぎ倒して行く。
女子大生達を避難させたところで、ゆうかとのりこも戦闘に加わる。4人で戦闘員達を一掃する。
「ふふふ、まんまと誘いに乗ってきたわね、シバラレンジャー!」
コマンダー・ミキ、ウッチー、ヨッシー、が姿を現す。
「ここからが本番よ!ウッチー!ヨッシー!キンバング!いくわよっ!」
ウッチー対シバラレレッド、ヨッシー対シバラレブルー、キンバング対シバラレホワイト、コマンダー・ミキ対シバラレピンクの闘いが始まる。
「レッド・マイティーソード!」
「なんやそれ?蚊が刺したほどにも感じへんで!」
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