「いやっ!...来ないでっ!」
チーズはゆうかに取り付き、貪り付くように大事なところを舐め始める。
「あっ!...やめてっ!...はあっ!...あんっ!...はああああああああんっ!」
嬉々として激しく舐めつづけるチーズとメカチーズ達。シバラレンジャー達の喘ぎ声があたりに木霊する。
ウッチーとヨッシーは興奮して、涎を垂らしながらこの光景を眺めている。ミキは満面の笑みを浮かべている。ジャルバスは至って冷静で、何事か考えながら見つめている。
『早く来い!白銀の騎士よ...シバラレンジャー達が可愛ければな...』
「待てえいっ!」
突然の声に皆が振り向く。視線の先のレストハウスの上に、逆光を浴びた黒い人影が見える。
「来たか?!」
縛り上げられて弄ばれるゆうか達、そこに現れた人影は白銀の騎士なのか?
「たとえどの様な強大な敵が現れようと、またどの様な窮地に立たされようと、正義を貫き敢然と立ち向かう強き心、人それを”勇気”と言う!」
どうも登場の仕方が白銀の騎士とは違っている。ミキ達もゆうか達も、困惑してしまう。
「な、何者だ?!」
「貴様らに名乗る名など無い!」
「み...ME指令?!」
そこには、いつもの白衣を着て、工事用のヘルメット、スキー用のゴーグルを付けて、背中に何やら物がいっぱい詰まったナップサックを背負ったME指令がポーズを決めて立っていた。
「な、何なの?あの格好は...」
「まさか...今朝のショックでおかしくなっちゃったんじゃ?」
シバラレンジャー達も、コマンダー・ミキ達も、その格好にあっけにとられてしばらく固まってしまった。
「超次元スーパー美少女アンドロイド・ラビ子おおおおおおおっ!」
MEの叫びに反応して、遥か上空から敵陣のど真ん中に、超次元スーパー美少女アンドロイド・ラビ子が降り立った。等身大の女性型アンドロイドで、銀色の髪に、メタル製だが限り無く人間の女性に近いプロポーションをしている。何故か、金属製の縄で厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられ、胸の上下、膝、足首まで縛られている。どうしてこの様な格好なのかは不明だが、恐らくME指令の趣味であろう。
「おおっ!」
「ええチチしとりまんな!」
アンドロイドとはいえ、目の前に半裸で縛られた女性が現れたため、ウッチーとヨッシーはスケベ心丸出しで近づいていく。
「こ、こら!うかつに近寄ると...」
「ラビ子・ボンバー!」
突然!ラビ子の両胸が飛び出し、ウッチーとヨッシーを直撃する!
「ふんぎゃあああああああっ!」
「ほんげええええええええっ!」