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強力なバネ仕掛けの胸で、ウッチーとヨッシーは激しく跳ね飛ばされてしまう。
「バカ!だから言わんこっちゃない...」
「ラビ子・ジャンピングアラウンド!」
今度はピョン・ピョンとうさぎ跳びで、敵陣の中を跳ね回り体当たりをして行く。その不規則な動きに、次々と戦闘員達が跳ね飛ばされてしまう。
「な...何なの?こいつは?」
その隙にMEは下へ降り、ゆうか達の縄を解こうと近づいて来る。しかし...
「そこまでだ!」
ジャルバス将軍に行く手を阻まれてしまう。女性の裸には全く興味が無いジャルバスには、ラビ子のかく乱も効果が無かった。
「ME・スペシャルカスタムソード!」
MEは、背中のナップサックから折畳式の剣を取り出す。
「どりゃあああああああっ!」
だが、ジャルバスの一撃で、あっさりと砕け散ってしまう。
「ME指令!」
「い、いけないっ!指令がやられちゃう!...あんっ!」
必死にもがくゆうかだが、後ろ手に縛られているためどうにもならない。その上、チーズの舐め舐め攻撃はまだ続いていた。
「はんっ!...し、指令っ!...ああんっ!」
ジャルバスは剣を振りかざす。
「終わりだ!」
「ひええええええええっ!」
ジャルバスの剣がMEに振り下ろされようとした瞬間!彼方から白銀の光が飛来し、ジャルバスを跳ね飛ばす。そして光は、銀色のバトルプロテクターを身に付けた一人の戦士へと姿を変える。
「白銀の騎士様っ!」
「さあ、今の内にシバラレンジャー達を!」
「は、はいっ!」
半分腰を抜かしていたMEだが、ようやく立ち上がり、縛られているゆうか達のところへ走り出す。
「ようやく現れたか!待ちかねたぞ!...今日こそ貴様に引導を渡してくれる!」
倒れていたジャルバスが起き上がり、白銀の騎士に歩み寄る。
「ふっ...この私に勝てるかな?」
「ほざけええっ!」
「ジャスティ・ブレード!」
ジャルバス将軍と白銀の騎士の激しい死闘が始まる!最初の内は互角の勝負であったが、徐々に白銀の騎士に押されていくジャルバス。
「ふん、ナーワー帝国の大幹部も大した事は無いな!」
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