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「な、なめるな!」
一歩交代して上段に構えるジャルバス。
「暗黒!爆裂斬!」
ジャルバスの最終奥義が炸裂する。凄まじい爆発が白銀の騎士を包み込む。
「ああっ!」
「白銀の騎士様っ!」
「やったか?」
しかし、爆煙の中から、白銀の騎士が再びその勇士を現す。
「ジャスティ・クラーッシュ!」
今度は白銀の騎士の奥義が炸裂する!光の帯がジャルバスを切り裂く!
「ぐうおおおおおおおおっ!」
その場に倒れこむジャルバス。それでも必死に立ち上がろうとするが、思うようにいかない。
「ま...まだだ...まだやられはせん..ぞ...」
そこに、ドクターb.bが瞬間移動してくる。
「白銀の騎士よ、今回は勝ちを譲っておこう。だが、この次はこうはいかんぞ!」
「ま..待て..ドクター...私はまだ...」
「強がりはやめんか。その体でどう闘うというんじゃ!」
そう言って、ドクターb.bはジャルバス将軍を連れ、消えてしまう。
「ファンタジー・フォーメーションよ!」
ようやく縄を解かれたシバラレンジャー達が、ファンタジー・フォーメーションを組む。
「ファンタジー・アタック!」
ファンタジー・アタックが、既に存在を忘れ去られていたキンバングに炸裂する。キンバングは木っ端微塵に吹き飛んでしまう。
「ええい!こっちも退却!」
コマンダー・ミキ達もすたこらさっさと逃げ出してしまった。
ゆうかは、白銀の騎士に駆け寄る。
「白銀の騎士様、あなたはいったい誰なんです?何故、いつもあたし達を助けてくださるんですか?」
「今は言えない!だが、私はいつもきみ達を見守っている。」
その言葉を残し、白銀の騎士は再び光の玉となって、遥か彼方へ飛び去ってしまった。

ファンタジーベース。司令室に全員が集まっている。
「指令!今日は、危ないところをありがとうございました。」
「いや、なに...」
MEは少し照れて赤くなっている。
「あたし、指令を見直しました。所詮、指令にはあたしたち現場の苦労なんか分からないんだって誤解してたけど、そんな事無い!あたし、指令の下で働けて幸せです。」
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