ちょこるは、うっすらと笑みを浮かべる。
「大丈夫か?シバラレピンク?」
白銀の騎士はシャスティー・ブレードを取り出し、悶え苦しむゆうかの前に立つ。
「はあんっ!..だ..だめ...あはあああんっ!..き..あんっ!あんっ!...きっちゃだ..め..はあああああんっ!」
縄を切ってはいけない事を、必死に白銀の騎士に伝え様とするゆうかだが、ナワナワの激しい責めの前に言葉にならなかった。白銀の騎士は、そうとも知らず剣を振るう!ナワナワは幾つもの個辺に分断されてしまう。また一瞬だけ、ゆうかの体を締め付ける力が無くなる。だが、次の瞬間...
「はああああああああんっ!はああっ!あんっ!あんっ!あふううんっ!ああああああああんっ!」
ナワナワは切断部で結び合い、ゆうかは先程の数倍の力で締めつけられてしまう。更に、切断部が多いため、体のあちこちに駒ができ、それが厳しくゆうかの性感帯を刺激していた。たまらず、悶えまくるゆうか。助けるつもりが、逆に状況を悪化させてしまった事に、うろたえる白銀の騎士。あわてて今度は手で解こうとする。しかし、解いても解いても直ぐに縛り直されてしまい、らちがあかない。
「お困りの様ですね!白銀の騎士!」
今まで静観を続けていたちょこるが、ようやくゆうか達の前に姿を現した。
「お...お前は?!」
「私は、プロフェッサーちょこる。その縄は、私が造り出した縄状特殊生命体”ナワナワ”です。私が標的と決めた女性に絡みつき、縛り上げて永遠に締め続けます。単細胞生命体ですので、バラバラになっても死ぬ事はありません。完全に消滅させるしか、退治する方法は無いのです....でも、できませんよね!そんな事をすれば、シバラレンジャー達も消滅してしまうのですから!」
「ならば!...貴様を倒せばこの縄は動かなくなるのか?」
白銀の騎士は、ちょこるに切り付ける。しかし、何の手応えも無く、次第に霧の様にその姿は消えてしまう。
「くっ...幻か?....」
幻縛城ではドクターb.bとジャルバス将軍が、電送映像でこの光景を眺めていた。そこへ、ちょこるがテレパシーで語り掛ける。
『白銀の騎士は相当応えています....倒すなら今ですよ!ジャルバス将軍!』
「本来なら、本調子の奴にお返しをしたいところだが....贅沢は言っておれんか....」
激しい稲光と共に、ジャルバス将軍は幻縛城から姿を消し、ゆうか達が縛り上げられている公園に姿を現す。
「ジャルバス将軍?!」
はっと向き直る白銀の騎士。
「無様だな白銀の騎士!この間の借りを返させてもらうぞ!」
暗黒剣で切りかかるジャルバス。白銀の騎士はジャスティ・ブレードで受ける。激しい鍔迫り合いが始まる。再び、木の上にちょこるが姿を現し、白銀の騎士とジャルバス将軍の闘いを見つめる。
「ふふふ....今のあなたでは、ジャルバス将軍には勝てませんよ.....はっはっはっ!」
「こんな物か?貴様の力はこんな程度だったのか?」
「くっ!....」