皆、きょとんとする。華汝は構わず、アミダを作成する。下半分を折って隠し、皆の前に差し出す。
「さあ、皆自分の名前を書いて!当たった人がお仕置ね!」
華汝の勢いに圧倒され、言われるままに一人づつアミダに名前を書き入れる。そして最後に残ったところに、華汝が名前を書く。
「じゃあ行くわよ!」
華汝は隠した部分を開き、皆の前で下の”当たり”の部分からアミダを上へたどって行く。
「今日のお仕置は.....あら?ゆうかになっちゃった!」
「ええ〜っ!」
ゆうかは不満の声を上げる。まゆみは、また溜息をつく。
「つくづく運の無い子ね....いえ、運がいいのかしら?しょうが無い!ゆうかをお仕置しますか!」
「ええ〜っ!そんなあ!」
「だってあなた、さっきお仕置して下さいって言ったじゃない。」
「でも...あたしのせいじゃ無いって!言ってくれたでしょ!」
「しょうが無いじゃない...アミダで当たっちゃったんだから!」
「そんなのやだ〜!お願い!許してよ〜....」
「ゆうか姉さんって...つくづく縛られる運命にあるんですね。」
そう言いながら、胡摩はゆうかの両手を背中にねじ上げ、縛り始める。
「あんっ!やめてっ!...胡摩ちゃん!許してっ!」
「観念しなさいっ!ゆうかさん!」
さっきまでは味方をしてくれた妹分二人に、結局ゆうかは後ろ手に縛り上げられてしまう。そして、お仕置が始まる....
さて、こちらは幻縛城。毎度お馴染み、コマンダー・ミキが厳しく後ろ手に縛り上げられ、天井から吊るされている。
「ど、どうしてまたあたしだけお仕置なんですか?ナーワー様?今回の総指揮はプロフェッサーちょこるだったはずです!」
「ナワナワがやられた事が余程頭に来たのか、あいつは何処かに姿をくらましてしまったんじゃ。」
「そんなあ.....」
「今日のお仕置マシンは....キツツキロボじゃ!」
ドクターb.bはキツツキロボを取り出し、そっと離す。キツツキロボはミキのお腹のあたりに留まり、胸を突っ突き始める。
「あっ!あはん!...や..やめてっ!...はん!はあんっ!」
さすがに感じてはいるが、ナワナワの責めに比べれば全然おとなしいため、ミキにはまだ余裕がある。それを見たドクターは、懐から薬の詰まった小瓶を取り出した。
「何だ?それは?」
ジャルバス将軍が尋ねる。
「昔、わしとちょこるの二人で開発した、悪魔の媚薬”ちょこるb.b”じゃ。これを飲ませると....」