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「はあううんっ!...はあっ!...んっ..あはあああああああんっ!」
「あん!...い..たっ!...あっ...あん....あああああんっ!」
本気を出したMEの縛りの前に、ゆうか達はあられもなく悶え喘ぐしかなかった。ただでさえ、ずっとじっとしている事など不可能に近いのに、厳しく縛られたこぶ付き股縄が、彼女達の急所を絶えず刺激している。その度に悶え、強烈な刺激が走り、また悶える。その繰り返しで、トレーニングルーム...いや、今はお仕置部屋の中は、シバラレンジャー達の喘ぎ声で満ちていた。
「あ..はあんっ!...し..指令..も..もう..ゆ..許して...あああああんっ!」
「お..お願い...あんっ!...し..正気に...戻って...はあああああああんっ!」
厳しい刺激に、言葉も満足に喋れない。普段、お仕置きでMEに縛られる事はあっても、その時はMEも心のどこかで加減をしている。が、ナーワーの操り人形と化した今の彼には、一切の容赦が無い。持てる緊縛術の全てを駆使して、シバラレンジャー達を徹底的に戒める様に縛り上げている。これでは、ゆうか達はたまったものではない。まゆみ、華汝ですら、この縛りの前では縄抜けを試みる事すらできない。今までナーワー帝国に数限りなく縛られてきた彼女達だが、それまでの縛りが子供の遊びに思われる程、MEの縛りはそのレベルを卓越していた。
「あ...はあん....んっ!...ふうんっ!...はああああああんっ!!」
唯々みじめにもがいて、ひたすら許しを請うしかない。今のシバラレンジャー達には、そうする事しかできない。そんな彼女達の哀れな様子を、MEは腕組をして笑いながら眺めていた。
「ふはははははっ!....よし!そろそろ、お前達をナーワーに引き渡すか!」
「な...なん..ですっ..て?....あっ..ああんっ!..んふっ!...」
「い..いや....はんっ!...や..めてっ....あんっ!...」
悶えながら、必死に哀願するゆうか達。しかし、今のMEが聞く耳を持つはずが無い。そこに、遂に我慢できなくなった桜が飛び込んで来る。
「やめてっ!お兄ちゃん!」
驚くゆうか達。だが、MEは表情を変えない。
「さ..さくら...ちゃん...ど..どうして...こ..こに?...あんっ!」
「だ..だめ!....はんっ!.....に..逃げ...て...あんっ!」
桜は、構わずMEに掛けより、彼の腕を掴む。
「もうやめてっ!こんなひどい事!...一緒に闘うゆうかさん達を、敵に売るなんて!こんなの、あたしのお兄ちゃんじゃない!」
「あん!..だ..だめ...さ..くら..ちゃん!...し..指令..は.....」
「....な...なあ..わあに...あ..あやつ...あん!...ら..れて...んふんっ!」
激しい刺激に耐えながら、懸命に桜に危機を伝えようとするゆうか達。いきなりナーワーの話を出して、何も知らない桜に理解ができる筈も無いのだが、今のゆうか達にはそんな細かい思考までは回らない。だが、悲しいかなまともに喋れない彼女達には、事の詳細までは伝えきれなかった。そうしているうちに...
「あっ?..あんっ!」
MEは急に桜の方に体を向け、桜の両手首を掴んで強引に背中の高い位置までねじ上げてしまう。
「あんっ!いやっ!...い..いたいっ!」
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