力いっぱい捩じ上げているので、桜の体には激しい痛みが走る。桜は必死に抵抗するが、男のMEの腕力に適う筈がない。そして、MEは桜を容赦無く、厳しく後ろ手高手小手に縛り上げていく。
「ああん!や..やだっ!...やめてっ!お兄ちゃん!...あんっ!」
「あん!..や..やめて...し..しれい..あ..あいて...は..はんっ!..さ..さくら...ちゃん...です...ふうんっ!...」
悶えながら、懸命にMEに訴えるゆうか。
「ナーワー帝国に逆らう者は、何人と言えども容赦はしない!」
ゆうかの必死の訴えも、完全に催眠状態のMEには全く通じなかった。
「あんっ!!...」
股縄こそ無いが、ゆうか達と同様に厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられた桜は、膝と足首も縛られた上で荒々しく床に放り投げられてしまった。
「さあ、邪魔者は居なくなった。行くぞ!」
そう言うと、MEはゆうか達の足首の縄だけ解き、5人を縦列に繋ぎ始める。まゆみの後ろ手と、華汝の股縄の先を、1mくらいの短い縄で結ぶ。次は、華汝の後ろ手と、のりこの股縄を結ぶ。同じ様に、ゆうか、胡摩も繋げていく。最後に、まゆみの股縄の先を、ラビ子の後ろ手に結んだ。
「さあ、ラビ子!5人を連れていけ!」
ラビ子は、うさぎ跳びで前進を始める。
「はああああああああああんっ!」
「あはあああああああああんっ!」
「あんっ!あんっ!あああんっ!」
「あふうううううううううんっ!」
「あっ!はあああああああんっ!」
ラビ子がジャンプする度に、全員の股縄が引っ張られ、激しく急所を刺激する。ついでに激痛もついてくる。この責め苦に耐えながら、ラビ子に引っ張られ、連行されていくゆうか達。MEも、ゆっくりその後を付いて行く。
「んんっ...あんっ!お兄ちゃん!」
懸命にもがき、MEに呼び掛ける桜。だが、MEは振り向きもせず、ラビ子に連行されるシバラレンジャーと共に、部屋を出ていってしまう。後には、厳しく後ろ手に縛り上げられ、部屋の隅に転がされた桜一人が残った。だが、その桜の上着の右ポケットが、かすかに紫色に光っている事にはまだ誰も気付いてはいなかった。
「あうっ!あはああああああああんっ!」
「はん!あふうううううううううんっ!」
地下にあるトレーニングルームを出た一行は、1階へと上がっていく。エレベータもあるのだが、MEはあえてラビ子に非常階段を上がらせた。ラビ子が階段を1段上がる度、先程までより遥かに激しい刺激が、ゆうか達に襲い掛かった。
「あふっ!あはあああああああああああああああんっ!」
「はああああああんっ!はんっ!はううううううんっ!」