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シバラレンジャー6人目の戦士となった桜は、駆け足でトレーニングルームを後にする。

「はああああんっ!....あふうううううんっ!」
「んふっ!...ああああああああああああんっ!」
ようやく階段を登り終え、ファンタジーベースの外まで出て来たが、ゆうか達の苦悩はまだまだ終わらなかった。
「...さあ、ラビ子よ!このままコマンダー・ミキ様の所まで向かうのだ!!」
『イエス!マスター!』
「そ...そんな.....」
「ゆ...ゆるして...はあああああああああああんっ!」
哀願する間も無く、ラビ子は再びうさぎ跳びを開始する。階段に比べれば刺激は少ないが、散々激しく刺激され続けて限界に近い状態で更に刺激を受ける為、ゆうか達には前よりずっと激しい刺激に感じられた。
「あはああああああああああああんっ!」
「んふううううううううううううんっ!」
一歩飛ぶ度に、刺激と激痛で激しく悶え、大きな喘ぎ声をあげてしまうまゆみ、華汝、のりこ、ゆうか、胡摩。その後ろを、あざ笑う様な笑みを浮かべながらゆっくりと歩いて来るME。本来なら、この様なピンチにゆうか達を助けに来てくれる筈のMEが、逆にゆうか達をかつて無いほどに厳しく戒めている。この事が、精神的にも彼女達を打ちのめしていた。
「あはあああああん!....あん!...はああああああんっ!」
「んふっ!....はん!...んふううううううううううんっ!」
彼女達は、もう精も根も尽き果て、その場に倒れてしまいそうな程参っていた。しかし、倒れる事はできなかった。倒れれば、より強い刺激で股縄を締め付けられる事になってしまう。前を行くのが人ならば、女の子とはいえ5人分の体重を一人で引っ張る事は無理だろう。しかし、前で彼女達の股縄を引くのはラビ子なのだ。女5人分の重さなど、軽く引き回してしまう。彼女達はわずかな力を振り絞り、懸命に厳しい縛りと刺激に耐えながら、倒れないよう必死に踏ん張ってうさぎ跳びを続けていた。

そうして、長く辛い道のりを経て、ゆうか達はコマンダー・ミキの前まで連行されて来てた。ミキの後ろには、幻縛獣サイミンガーと戦闘員達が控えている。
「ふふふっ、いい格好ね!シバラレンジャーの皆さん...」
いつものコマンダー・ミキの挑発だが、もうゆうか達にはそれに反論するだけの気力は残っていなかった。彼女達を厳しく縛り上げる縄は、今も彼女達に激痛を与え続けている。また、ここまで長い道のりで刺激され続けた急所は、もう殆ど限界であった。
「....あは..んっ!....はあ....うんっ.....」
もう、満足に喋ることもできず、ただ、力無く喘ぐばかりである。そんな彼女達をよそに、MEはラビ子の後ろ手に繋いだ縄を解き、それをミキに手渡した。
「んふふふふっ......」
いじわるそうに笑い、ミキはその縄を軽く引っ張る。またも、激しい刺激がゆうか達を襲う。
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