「レッド・マイティーソード!」
「ブルー・イレイザーガン!」
「ホワイト・百烈拳」
今までのうっぷんを晴らすかの様に、必殺技で戦闘員を一蹴するシバラレレッド・ブルー・ホワイト。
「えいっ!」
「やあっ!」
シバラレピンク・イエローも、パンチやキックで戦闘員達を倒して行く。
「バイオレット・ソーサー!」シバラレバイオレットのソーサーが、残りの戦闘員を薙ぎ倒す。あっという間に戦闘員達は、シバラレンジャー達により一掃されてしまった。
「お〜の〜れ〜....サイミンガー!」
ミキの号令により、幻縛獣サイミンガーがシバラレンジャー達に襲いかかる。身構えるゆうか達。
「ガガガガガアアアアアアアアッ!」
サイミンガーの体から、妖しい煙が立ち昇り、上空に巨大な目が出現する。その目はシバラレンジャー達を睨みつける。
「あっ!.....あんっ!」
「そ..そんなっ!...いつの間に..ああんっ!」
いつの間にかゆうか達は、両手首を背中の高い位置までねじ上げられ、厳しく後ろ手に縛り上げられていた。胸の上下にも縄を掛けられ、膝、足首も厳しく縛られてしまっていた。
「あんっ!あはあああんっ!」
更に、こぶ付きの縄が股に掛けられ、容赦無く急所を締め付けていた。
「ああんっ!だめっ!...動けない..はあんっ!」
「あんっ!どうやって縛られちゃったの?...あふうんっ!」
「な..なんとかしなくっちゃっ!..あんっ!ああああんっ!」
「はあううんっ!...ゆ..ゆるしてっ!..あっ!ああんっ!」
「あんっ!あんっ!...いやっ!しめないで...はあんっ!」
再び、悶え喘ぎ始めるゆうか達。縄は、まるで生き物の様に彼女達を締め付け続けている。後ろ手に縛り上げられてしまったゆうか達には、抵抗する術が無い。いい様に縄に弄ばれるだけである。桜も、ゆうか達と同様に厳しく後ろ手に縛り上げられ、激しい刺激に襲われていた。桜にとって、始めての体験であった。
「ああんっ!...あんっ!あんっ!...た..たすけて...お兄ちゃんっ!」
その時、桜の手刀により気を失っていた、MEが目を覚ました。もう、サイミンガーの催眠は解けていた。
「あれ...俺はどうしてこんなところに.....ん?!」
MEは、目の前の光景を見てハッとする。ゆうか達が、後ろ手で悶え、喘ぎ声を上げ続けている。その、一番端の人影を見て驚く。
「え?!...6人いる?...あれは...さ..桜か?!」
なんと、見たことも無いシバラレンジャーが一人増えていて、それが自分の妹分である桜なのだ。
「...??.....」
が、それよりも彼を驚かせたのは、その異様な光景であった。