「はいっ!」
ゆうかと胡摩は両手を背中で組み、自縛装置のスイッチを押す。細い縄が彼女達の手首に絡み付き、たちまち二人は後ろ手に縛り上げられる。
「シバラレ・チェンジ!」
胸のペンダントから、眩い光が発せられ、二人の体を包み込む。縄は飛び散り、シバラレピンクとシバラレイエローが誕生する。
「キーッ!」
戦闘員達が、ゆうかと胡摩に襲いかかる。
「えいっ!」
「やあっ!」
ゆうか達はパンチで応戦する。戦闘員達は大きく跳ね飛ばされ.....る事は無く、彼女達のパンチを軽く受け止めてしまう。そればかりか、その手を厳しく背中にねじ上げてしまう。
「あっ....あんっ!」
「あん!力が出ないわ!どうしてっ?」
「ほっほっほっ...このホールには簡易幻縛界発生装置が仕掛けられておる!お前達の力は使えんよ!」
「あんっ!そんなっ!」
「さあ!二人を縛り上げろ!」
「キーッ!」
ゆうかと胡摩を縛り始める戦闘員達。二人の両手首を背中の高い位置にねじ上げ、がっちりと縄を掛ける。
「あん!いやっ!」
「やめてっ!ああんっ!」
必死に抵抗するゆうかと胡摩。しかし、今の彼女達では、戦闘員の力に全く適わない。成す術無く縛られて行く。
「あん!...くやしいっ!手も足もでないなんて...はあんっ!」
手首を縛り上げた縄は、胸の上下にも回され、最後にまた後ろ手とがっちり結ばれる。厳しい締め付けが、ゆうかと胡摩を襲う。
「あっ...はああんっ!」
「あん!あんっ!」
そして、膝もきつく縛られ、二人はb.bの前に差し出される。
「ふふふ....これから面白い物を見せてあげよう....さあ!二人を地下へ連行しろ!」
「キーッ!」
戦闘員に縄尻を掴まれ、ゆうかと胡摩は連行されて行く。
「さあ!歩くんだ!」
「あっ!あんっ!」
戦闘員が、ゆうかの背中を押す。ゆうかはよたつきながら、前へ歩いて行く。
「お前もだ!早く行け!」
「はあんっ!」