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街では、市民ホールの正面に、巨大な締め飾りが飾られている。その締め縄には、何人もの女性が厳しく後ろ手に縛り上げられた上、がっちりと縛り付けられていた。その前で、幻縛獣シメナンワが雄叫びをあげている。
「シメナンワアアアアアアアアアッ!」
「そこまでよ!ナーワー帝国!」
シメナンワの前に、シバラレンジャー達が颯爽と現れる。
「ホッホッホッ!出て来たわね、シバラレンジャー!あなた達も、厳しく縛り上げて締め飾りに加えて上げるわ!」
戦闘員軍団を引き連れ、コマンダー・ミキが現れる。
「そううまくいくかしら?いくわよっ!みんなっ!」
「やれっ!シメナンワ!戦闘員軍団!」
「シメナンワアアアアアアアアアッ!」
シメナンワの締め縄が、シバラレンジャー達を襲う。
「レッド・マイティーソード!」
「バイオレット・ソーサー!」
しかし、マイティーソードとソーサーが、それをことごとく打ち落とす。
「ブルー・イレーザーガン!」
「ホワイト・百烈拳!」
「グエエエエエエエエエエエッ!」
華汝とのりこの攻撃に、大きく跳ね飛ばされるシメナンワ。
「えいっ!」
「グエッ!」
「やあっ!」
「グワッ!」
戦闘員軍団は、ゆうかと胡摩に次々と倒されていく。劣勢に、唇を噛み締めるミキ。
「お...おのれ〜っ!....」
そこに、一筋の稲光と共に、ドクターb.bが姿を現す。
「あけましておめでとう!シバラレンジャーの諸君!」
「ど..ドクターb.b?!」
「わしから、諸君にとっておきのお年玉をあげよう!」
ドクターの言葉と同時に、サッカーボール位の大きさの黒い玉が、ゆうか達の目の前に落下する。
「な..何?」
直後に玉は割れ、中から縄の様な物が飛び出し、ゆうか達の体に絡み付く。
「あっ..あんっ!」
ゆうか達は全員、突然玉の中から飛び出した縄に、厳しく後ろ手に縛り上げられてしまった。
「ほっほっほっ...わしが開発した縄型ロボットの感触はいかがかの?」
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