「フフフ...お正月の三大遊びと言えば、凧揚げ、駒回し、そして羽根突きよね!...さあ!羽根を突くのよ!」
「ははっ!」
ミキの指示で、戦闘員がのりこと桜の体に付けられた羽根を、手にした棒で突いていく。
「あふんっ!...あん!...はあんっ!」
「ああんっ!...はんっ!...ふうんっ!」
羽根は、体の感じ易い部分に付けられている為、突かれる度に、のりこと桜は悶え喘ぐ。
「あはああああんっ!...の..のりこさんっ!...ふううううううんっ!」
「あん!..さ..さくらちゃんっ!....はああああああんっ!や..やめてっ!」
ゆうか達は、正月早々コマンダー・ミキ達に、いい様に弄ばれてしまっていた。が、厳しく後ろ手に縛り上げられた彼女達には、どうする事も出来なかった。
「はああああんっ!た..助けてっ!白銀の騎士様っ!」
その時、彼方より銀色に輝く光の玉が飛来し、凧に縛り付けられたまゆみと華汝を救い出す。更にゆうか達に悪戯をする戦闘員達を吹き飛ばした後、銀色のバトルプロテクターに身を包んだ一人の戦士へと姿を変える。
「新しい年を迎え、更に気高さと可憐さを増した花六輪!正月早々、その花を汚す悪党ども!この白銀の騎士が許しはしない!」
「し..白銀の騎士様っ!」
「ええい!...やっておしまい!」
ミキの号令で、ウッチー、ヨッシー、戦闘員軍団が一斉に白銀の騎士に襲い掛かる。
「ジャスティ・ブレード!」
「どっしぇえええええええっ!」
しかし、白銀の騎士の剣の一振りで、あっという間に全員吹き飛ばされてしまう。その隙に、まゆみと華汝は、まだ縛られているゆうか達の縄を解く。
「コマンダー・ミキ!覚悟っ!」
「きゃあああああああっ!」
白銀の騎士の剣が、コマンダー・ミキに振り下ろされようとした時、一筋の稲光が走り、爆煙と共に現れた黒い影が、白銀の騎士の剣を受け止める。
「白銀の騎士!今年こそ決着を付けるぞ!」
「ぬうっ!ジャルバス将軍!」
白銀の騎士とジャルバス将軍の、激しい鍔迫り合いが始まる。腰を抜かしていたミキは、四つんばいのまま、そそくさと物陰に退避する。その一方では、シバラレンジャー達とシメナンワの最終決戦が展開されていた。
「レッド・マイティーソード!」
「ブルー・イレイザーガン!」
「ホワイト・気功砲!」
「ピンク・ダイナマイトキック!」
「イプシロン・レーザー!」
「バイオレット・ソーサー!」