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「ギエエエエエエエエエエエッ!」
6人の一斉攻撃に、こてんこてんにやられるシメナンワ。
「ファンタジー・フォーメーションよ!」
「はいっ!」
ゆうか達は、ファンタジー・フォーメーションを組む。
「ファンタジー・アタック!」
「グエエエエエエエエエエエッ!」
強烈な光の塊がシメナンワを直撃し、光と共にシメナンワは消滅していく。
「これまでのようじゃの...退却するぞ!」
一足先に、姿を消すドクターb.b。
「白銀の騎士!次こそは決着を付けるぞ!」
「おぼえてらっしゃい!」
いつもの捨て台詞を残して、ミキ達も撤退していった。こうして、新春の初対決も、シバラレンジャー達の勝利に終わった。

ファンタジーベースに帰ったゆうか達は、変身した姿のままで、休息室に集まっていた。
「お正月だから、餅つきでもしましょうか?」
「わあい!やろう、やろう!」
まゆみの言葉に、ゆうか、胡摩、桜が喜んではしゃぎ出す。
「じゃあ、華汝!ゆうかを縛って!」
「オッケー!」
華汝は、ゆうかの両手首を背中に捩じ上げ、厳しく縄で縛り始める。
「あん!か..華汝姉ちゃんやめてっ!...な..なんであたしを縛るの?」
「何言ってるの?あなた、カルタ取りで最下位が確定したじゃない!...お・し・お・きよっ!」
「ええっ?だ..だって餅つきをするって....」
「するわよ!これでね!」
まゆみは、掌サイズの小さな杵を取り出した。華汝は、ゆうかを縛り終わると、テーブルの上に彼女を仰向けに寝かせ、膝と足首も縛り、ゆうかをテーブルにがっちりと縛り付けた。
「ああん!じゃ..じゃあ、餅は?....」
「そう、この柔らかいゆうかのか・ら・だ.....」
「ああん!許してっ!」
「ゆうか姉さんって....今年もやっぱり縛られる運命にあるんですね....」
胡摩がしみじみと言う。
「さあ、みんな用意はいい?」
「はーい!」
全員が一斉に小さな杵を持ち、ゆうかの感じるところを突き始める。
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