宇宙犯罪組織バクーは、全銀河をまたに掛けて犯罪を繰り返す、宇宙のギャング団の様な物である。そのバクーの総統ドン・ブラドは地球に目を付け、前線基地を造り地球侵略を開始した。それを阻止すべく、銀河連邦警察から2人の宇宙刑事が地球に派遣された。宇宙刑事デルビルと、我らがヒロイン、女宇宙刑事レイコである.........

バクーの前線基地、移動要塞バクトロンの中では、ドン・ブラドを中心に侵略計画が練られていた。
『ヒロボーン男爵!今回の作戦を説明せよ!』
「ははっ!」
巨大な人面岩の様なドン・ブラドの前に、バクーの最高幹部、ヒロボーン男爵が歩み寄る。
「今回の作戦は、子供達にターゲットを絞りました。この星の子供達を誘拐し、洗脳してバクーの忠実な戦士に育て上げるのです。大人達も子供には手が出せないでしょう。当然、宇宙刑事デルビルもです。」
『任せたぞ!ヒロボーン男爵!』
「ははっ!...バクロー大佐!」
「はっ!」
体格の良い、重厚な鎧に身を包んだ、いかにも戦士肌のバクロー大佐が前に出る。
「くの一三姉妹よ!」
「はいっ!」
3方から、3つの人影が飛び上がり、ヒロボーン達の頭上で2回転して、彼の前に着地して跪く。
「紅忍、ツサカ!」
「青忍、ミッキ!」
「桃忍、ユーカ!」
「くの一三姉妹、参上しました!」
ツサカは赤、ミッキは青、ユーカはピンクの超ミニの忍者装束に網タイツ姿である。髪は、3人とも後ろで束ねている。
「ただちに子供達を誘拐し、洗脳して悪の戦士に育て上げるのだ!」
「ははっ!」

女宇宙刑事レイコは、車で町をパトロールしていた。レイコは、ウェスタン風の黄色いベストとミニスカートを着て、白のショートブーツを履いている。とある公園の前を通り掛かった時、子供の悲鳴が聞こえたため、慌てて車を停め、公園の中に入る。
「助けて〜!」
見ると、子供達が怪しい覆面の男たちに連れ去られようとしている。それは、バクーの戦闘員であった。
レイコにおまかせ!
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