それから、爆弾探知機やらいろいろな計器を使って調べた結果、特に危険な物が入っている様では無い事が分った。それでも、不安感は消えなかったがそのままでは埒が空かないので、慎重に開けてみる事になった。
「い...いい?...行くわよ....」
まゆみが、慎重にリボンを解いて行く。ゆうか達は、何が出てきてもいい様に身構えている。リボンが解け、包装を剥がす。そして、ゆっくりと箱を開ける。その中にあった物は............
「?!....な.....何?これ?.......」
そこには、6本の束ねた縄が入っていた。それ以外、箱の中には何も無かった。
「な.....縄?.....何で縄が????」
皆、首をひねった、その時!
「きゃああああああああっ!」
束ねてあった縄が突然自然に解け、それぞれ1本ずつ、ゆうか達に向かって飛び出して来たのだ。
「あっ!あんっ!」
「んんっ!ふうんっ!」
「はん!ああんっ!」
「やん!はあんっ!」
「あん!んふんっ!」
「んっ!んんっ!」
縄は、たちまちの内にゆうか達に絡み付き、その体を締め付けた。胸の上下に回り込んで両腕を締め付け、桃、膝、足首も縛り上げる。そして両手首に絡み付き、その両手を後ろに回してしまい、背中高くに捩じ上げて行く。
「ああん!う....後ろ手に縛り上げられちゃうっ!あんっ!」
あっという間に、ゆうか達は完全に後ろ手高手小手に縛り上げられてしまった。更に縄は、股や感じ易いところにも掛かって行く。
「あはあんっ!そ....そこはダメっ!あん!ああんっ!」
激しく悶えるゆうか達。また、縄はゆうか達を縛り上げた後も、徐々にきつくなって彼女達を締め上げて行く。
「はあんっ!.....ど....どんどん締まって行くわっ!....あんっ!」
「んふうんっ!こ...これじゃ....あんっ!...な...縄抜けもできない....あはんっ!」
懸命にもがくゆうか達だが、縄はきつくなる一方でどうしようもない。せっかくお洒落をした格好で、あらわな姿となってしまった彼女達。まゆみとのりこは、気品漂うドレスで縛り上げられ、何とも大人の色気を感じさせる。アイドルファッションに近いゆうかと胡摩は、可愛らしくてちょっと可憐な縛られ姿である。チャイナドレスで緊縛された桜は、何とも男の欲望をそそる姿と言えよう。ボンデージスタイルの華汝には、逆に縄が良く似合っている。
「み....みんな!.....はんっ!....へ.....変身よっ!」
「は....はいっ!.....あん!し.....シバラレ・チェンジ!」
まゆみの号令で、一斉に変身の掛け声を上げるゆうか達。彼女達のペンダントが激しく輝き、眩い光が彼女達を包み込む。きつく締め上げられていた縄は弾け飛び........