「あん!こ...胡摩ちゃん!...い...イプシロンを...はああああんっ!」
「ああん!...む...無駄ですっ!....ゆうか姉さん....あはああああんっ!」
確かにここは、イプシロンを呼んでもどうにもならない。マジックハンドで縄を解いても、直ぐにまた縛り直されてしまうし、縄を切ろうものなら、更なる厳しい責めに苛まれるだけである。
「あんっ!も....もう....指令だけが......頼りだわっ!...あふううううんっ!」
「はうんっ!....ま..まだ帰らないの?....あんっ!...し..指令は....はあんっ!」
「ああん!...お...お兄ちゃん!....あんっ!...は....早く帰って来てっ!....ああああああああんっ!」
その頃MEは、煌びやかなネオンの元で、恐ろしい程ドル箱の山を積み上げていた。
「はあっはっはっはっはっ!お座り一発の確変が、続くは続くは15連チャン突破だっ!これは、超久々の10万コースだな!パーティーには遅れてしまうが、これなら皆にいい物を買ってやれるぞ!はっはっはっはっはっはっ!...........」
ゆうか達の受難等露知らず、年に一度有るか無いかの大爆発に酔っていた。彼の帰りは、まだまだ先になりそうである。
一方、イヴの夜だというのに残業をしている順は、デスクで顧客に提出する書類を作製していた。その彼の脳裏に、突如縛られてもがくゆうかの姿が浮かび上がる。
(ん?!.......ゆ...ゆうか?縛られてるのか?て...敵はっ?!)
ゆうかがシバラレンジャーに変身した後、後ろ手に縛り上げられてピンチに陥ると、その光景は順の脳裏に、伝送映像の様に送られて来る。そしてゆうかが真に窮地に陥った時、順は白銀の騎士へと変身できるのだ。だが、今回の場合、順は送られて来る映像に疑問を感じていた。
(あれ?敵は何処にもいないじゃないか?それに...ここはファンタジーベースか?...ツリーがあって、料理が並んで....何だ、パティーの余興で縛られているだけなのか?好きだな、あいつも...)
順は、ふざけて縛られているのと勘違いして、書類作製作業を再開する。この書類を、早急に客先にFAXしなくてはならない。緊急事態で無いのなら、そんな事には構っていられないのだ。順は、再び仕事に没頭し始めた。
ファンタジーベースでは、相変わらずシバラレンジャー達が、ナワナワに厳しく後ろ手に縛り上げられ、性感帯を刺激されながら激しく悶え喘いでいた。
「あはあああああんっ!んっ...んふううううんっ!...はあっ!はん!あんっ!」
彼女達の両手首は、もう肩甲骨の辺りまで捩じ上げられ、更に厳しく締め上げられている。胸、膝、足首を縛っている縄は、これでもかと言う位きつく締まり、股や性感帯を刺激する瘤は、深くその部分に食い込んでいた。
「あふうううんっ!も...もうだめ!....あん!はあああああああんっ!」
「あふうううんっ!も...もうだめ!....あん!はあああああああんっ!」
「はあん!な...何でイヴの夜まで....はうんっ!...し...縛られて....ああああんっ!」