「まゆみさん!華汝さん!」
「ナゲナンワアアアアアアアアッ!」
「あっ!だめっ!あんっ!」
みんなを助け終えて、駆け付けた胡摩も、あっさりと後ろ手に縛り上げられてしまった。
「ほほほほほっ!いい格好ね、シバラレンジャーの皆さん!」
コマンダー・ミキが、戦闘員を引き連れて姿を現す。
「あん!なんとかしなくっちゃっ!」
「う..うん!だめっ!力がでないわっ!」
懸命にもがくまゆみ達。しかし、後ろ手に縛り上げられた彼女達では手も足も出ない。
「さあ!ナゲナンワー!シバラレンジャーをもっといたぶってあげなさい!」
ナゲナンワーは、一歩一歩まゆみ達に歩み寄って来る。
「いやっ!..来ないでっ!あんっ!」
その時、ナゲナンワーの前にひとつの人影が舞い降りた。
「ホワイト・百烈拳!」
「グウエエエエエエエエエッ!」
ナゲナンワーは再び跳ね飛ばされてしまう。
「バイオレット・ソーサー!」
「な..なにいっ!」
バイオレット・ソーサーが、ミキ達の一角を掻き乱す。
「まゆ姉ちゃん、大丈夫?」
「遅いわよ!ゆうか!」
まゆみ達の元に、シバラレピンク・ゆうかが駆け付け、3人の縄を解く。ここに、6人のシバラレンジャーが集結した。
「真紅の薔薇!シバラレレッド!」
「青色のハーブ!シバラレブルー!」
「純白の百合!シバラレホワイト!」
「春風の桜!シバラレピンク!」
「陽光のひまわり!シバラレイエロー!」
「北風のラベンダー!シバラレバイオレット!」
「咲き誇れ!緊縛戦隊シバラレンジャー!」
体勢を立て直す、コマンダー・ミキ達とナゲナンワー。
「ええい!かかれーっ!」
襲いかかる戦闘員達。しかし、シバラレンジャー達により、次々と倒されていく。
「ナゲナンワアアアアアアアアッ!」
再び、ナゲナンワーの投げ縄攻撃。
「バイオレット・ソーサー!」