「く..黒鋼の騎士だと?!」
驚きの声を上げる、ジャルバス、白銀の騎士、そしてドクターb.b!
「あん!...あ..あの戦士は....はあんっ!」
「し..白銀の騎士様に..似ている...あふうんっ!」
「あ..ああんっ!..あの人も...あん!..しばられ人の....はああんっ!」
ゆうか達、シバラレンジャーにも動揺が走る。
「ダークネス・ブレード!」
黒鋼の騎士は、剣を抜き白銀の騎士に切り掛かる。何とか体制を立て直し、これをジャスティ・ブレードで受けとめる白銀の騎士。だが、黒鋼の騎士の猛攻に、少しづつ押されて行く。
「あ..あの男に、あんな力が...」
呆然と闘いを見つめるコマンダー・ミキ。
「そう..ヒロシは、あたしから力を受け取ることによって変身できるの。あたしは、変身後に後ろ手に縛り上げっれちゃうと、力が使えなくなる。でも、力は消滅したわけじゃないのよ。あたしが更に激しい責めを受け、絶頂に差し掛かった時、その力は最大限に増幅され、ヒロシへと受け継がれる.....」
「あ...あなた、まさかわざと?....」
ツカサは、縛られた体を色っぽくくねらせ、妖しく微笑む。
「うふ...どうかしら?...でも、お姉様のテクニックは最高だったわ!....さて、そろそろ解いてくださらない?私達の敵は、シバラレンジャーでしょ?.....」
苦笑いをしながら、ミキはツカサの縄を解く。
黒鋼と白銀の闘いは、白熱していった。一進一退の攻防で、二人の力はほぼ同等に思えた。が、その時、白銀の騎士の背後から、ジャルバス将軍が切り掛かる。
「うわあああああっ!」
激しい火花と共に、よろける白銀の騎士。
「隙有り!」
よろけた白銀の騎士に、黒鋼の騎士も切りつける。また激しい火花が飛び散り、白銀の騎士は、数歩後退して片膝をついてしまう。
「グワアアアアアアアッ!」
そこに、復活した幻縛獣ナゲナンワーも加わり、白銀の騎士は三方を敵で囲まれてしまう。
「あんっ!...ひ..卑怯よっ!...3対1なんてっ!...はあんっ!」
今だに逆さ吊りにされたままの、ゆうかが叫ぶ。
「何を言ってるの!あなた達なんか、いつも6対1で幻縛獣と闘ってるじゃない!それに、闘いに卑怯も何もないわよ...」
ミキとツカサが、再びゆうか達の前に現れる。
「さあて、あっちはヒロシ達が片付けてくれるわ....あなた達は、お姉さん達がじっくりと可愛がってあげるからね!」
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