「行くぞ!黒鋼の騎士!」
「く..来い!銀河連邦警察の犬め!」
剣を抜き、黒鋼の騎士に切り掛かるデルビル。それを受ける黒鋼の騎士。二人の、一進一退の攻防が展開される。
「今だ!白銀の騎士!」
「お...おう!」
デルビルの助太刀で、ようやく気力を取り戻す白銀の騎士。
「ジャルバス!覚悟!」
「お...おのれえっ!」
まだダメージは残っているが、1対1ではやはり白銀の騎士に分があり、徐々にジャルバスを圧倒していく。形勢が悪くなり、うろたえ始めるコマンダー・ミキ。
「な..何なの?あの男は?...」
「銀河連邦警察の宇宙刑事よ!あたし達を追ってここまで来たんだわ....まずいわね、こうなったらこの娘達を人質にとって...」
「そうはさせないわ!サイコ・ビームガン!」
「きゃああああっ!」
「はああああああんっ!」
突如、ツカサとミキをビームが襲った。二人はその衝撃で、派手に転がされてしまう。そして、ミキ達とゆうか達の間に、ウエスタン風の黄色いベストとミニスカートを纏い、白のショートブーツを履いた、一人の女戦士が颯爽と登場する!
「女宇宙刑事!レイコ!」
「お..女宇宙刑事?!」
「お..おのれ...やはりお前も現れたか...レイコ!」
「れ..レイコなの?...あんっ!..お..女宇宙刑事って....はあああんっ!」
「待ってて、ゆうか!直ぐに助けてあげるわ!.....ハイパーモード・オン!」
レイコは、ベルトのバックルのスイッチを押す。淡い光が、彼女の体を包み込む。レイコは、デルビルの様にコンバットスーツを装着する事はできない。しかし、彼女の着ている服は強化服で、ハイパーモードのスイッチを押す事により、5分間だけ通常の10倍の運動能力を発揮する事ができるのだ!
「えいっ!」
「きゃあああああっ!」
「たああっ!」
「はあああああんっ!」
起き上がり際のミキとツカサに、レイコのパンチとキックが炸裂する。息も着かせぬ連続攻撃に、一歩、二歩と後退して行く二人。
「サイコ・ビームガン!」
更に、ビームガンが二人を直撃する。大きく跳ね飛ばされ、倒れ込んでしまう二人。今度は、直ぐには起き上がれそうに無い。
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