「今だわ!」
レイコは、厳しく後ろ手に縛り上げられ、逆さ吊りにされているゆうかのところに駆け寄る。
「ゆうか!辛かったでしょ...今!解いてあげるからね!」
「はんっ!...あ..ありがとう...レイコ...あはあああんっ!」
レイコに縄を解かれ、ようやく厳しい責めから開放されるゆうか。レイコは次々と、シバラレンジャー達の縄を解いていく。縄を解かれたゆうかも、協力して皆の縄を解く。
「お...おのれ〜っ....」
ようやく起き上がる、ツカサ。ミキはまだ起き上げれない。しかし、既にシバラレンジャー達は縄を解かれ、レイコと共に身構え、ツカサと対峙していた。
「ここまでよ!ツカサ!...観念しなさい!」
「ゆ..ゆうか姉さん!あれ!」
胡摩の指差す方を見るゆうか。そこには、背後から白銀の騎士に襲いかかろうとするナゲナンワーの姿があった。
「ファンタジー・フォーメーションよ!」
「で...でも...」
「ゆうか!ツカサはあたしに任せて!」
「わ..分かったわ!お願い、レイコ!」
ゆうか達は、ファンタジー・フォーメーションを組む。
「ファンタジー・アタック!」
シバラレンジャー6人から、凄まじい閃光が発せられ、ナゲナンワーを直撃する。ナゲナンワーは、木っ端微塵に吹き飛んでしまう。
「やったわ!」
ドクターb.bが、怪訝そうな顔でジャルバス将軍の方を見る。防戦一方で、懸命に白銀の騎士の攻撃に耐えている。
「ジャルバス将軍は手一杯か....では、わしが代わりにやるとしよう.....」
そう言って、ドクターは傍らから小型の装置を取り出す。
「超再生!」
ドクターは装置のスイッチを押す。装置から、幾筋もの激しい稲光が発せられ、ナゲナンワーの破片に直撃する。ナゲナンワーは再生し、更に巨大化してシバラレンジャー達に向かって来る。
「ゆうか!シバラレクイーンよ!」
「はいっ!シバラレクイーン発進!」
ファンタジーベースから、女性型巨大ロボ・シバラレクイーンが発進する。ゆうかは、シバラレクイーンに乗り込み、巨大ナゲナンワーと対峙する。
「行くわよ!緊縛剣!」
ゆうかは緊縛剣を出し、ナゲナンワーに向かって行く。
「ナゲナンワアアアアアアアアッ!」
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