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「お....思い出した!何年か前に話題になった3人組の女海賊?!.......ま...待って?確かもう一人は...........」
「そう!このあたしよ!コマンダー・ミキさん!」
いつの間にそこへ来たのか?キョウミとユウミの間に腕組みをした、黒のボンデージルックに身を包んだ黒髪の女が立っていた。
「つ.....ツカサ?!......あんた銀河連邦警察に捕まった筈じゃ.........そうか?!その護送船を襲撃して乗っ取ったのね!」
「そう言う事!!」
そう言って、にっこりと笑みを返すツカサ。
「それで.......今度は一体何を捜しにこの星に来たの?!また、ボンデージ星人の遺産でもあるの?!」
「ふふふふふっ...........別にあなた達に教える義理は無いわ!.....それとも、力ずくで聞き出してみる?」
不敵に笑うツカサ。この見下した態度に、ミキは即ギレした。
「そ.....そうさせてもらうわ!.....掛かれーっ!!!!!!」
「ははっ!!」
「キーッ!!」
ミキの号令で、親衛隊員と戦闘員軍団が一斉にツカサ達に飛び掛かっていった。
ミキ達より遅れること30分、ようやくゆうか達もこの山に到着した。効率を上げる為に3つのグループに分かれそれぞれ山中を散策していたが、万一の時は直ぐに集合出来る様に一定の距離を保って捜索していた。
山の北斜面の森の中、暗がりに二つの人影が見える。ピンク地にブルーのストライプのレオタードスーツに、バイザー主体の簡易マスクを付けた女戦士と、イエロー地に濃紺のストライプのレオタードスーツと、同様の簡易マスクを身に付けた女戦士。シバラレピンク・ゆうかと、シバラレイエロー・胡摩である。相手が正体不明である為、既にシバラレンジャーに変身している。
少し歩き回ったところで、ふと胡摩が足を止める。
「どうしたの?.....胡摩ちゃん?」
「.....な....何か聞こえませんか?」
「...え??........」
言われて、耳を済ませるゆうか。すると、確かに何かが聞こえて来る。
「.......んっ.........んふっ..........んんっ.........」
何やら、くぐもった呻き声のようだ。ゆうか達は、声のする方に恐る恐る近づいて行く。険しい森を抜けると、そこだけ木が少なくて広場になっている空間に出る。声の主はその隅の大木の所に居た。
「?!」
ゆうかと胡摩は、それを見て一瞬絶句する。二人の女性が、厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられ、膝と足首も縛られ、口が裂けんばかりにきつく猿轡を噛まされて、後ろの大木に括り付けられているのだ。
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