「んぐうううんっ!んっ!んっ!むむむむむむむんっ!!」
「むふうんっ!むっ.....むふん!ふん!んふううううんっ!」
縛られた二人の女性は、ゆうか達に気付くと激しく縛られた体を捩って、大きな呻き声を上げ出した。助けを求めているのか?それとも何かを伝えようとしているのか?猿轡の為に言葉にならない。少しおいて、ゆうか達は二人が誰であるかに気付く。
「れ.....レイコっ?!」
「ゆ.....ユリさんっ?!」
それは、ツカサ護送中にキョウミとユウミに襲われ、惨めに縛り上げられてしまった女宇宙刑事レイコとユリだった。ユリは、シバラレオレンジに変身した姿で縛り上げられている。
「ど....どうしたの?!二人ともっ!」
慌てて駆け寄ろうとするゆうかと胡摩。
「んふううううううんっ!んふんっ!ふんっ!ふんっ!」
それを見て、盛んに首を振りながら悶え呻くレイコとユリ。やはり、何かを伝えようとしているのだ。だが、ゆうか達はそれに気付かなかった。ゆうかと胡摩が、レイコとユリの1メートル程手前まで近付いた時、横から猛スピードで黒い影がゆうか達に接近して来た。
「きゃああああああああああっ!」
「えっ?!」
はっとする胡摩。気付くと、ゆうかの姿が何処にも無い。
「ゆ....ゆうか姉さん?.....」
慌てて辺りを見廻す胡摩、すると..........
「ん......んふうんっ!.......あん!....はあんっ!」
「ゆ.....ゆうか姉さんっ?!」
何と、数メートル先の木の枝から、後ろ手高手小手に縛り上げられたゆうかが、逆さ吊りにされているのだ。
「はあん!......こ....胡摩ちゃん......あんっ!」
辛そうに、縛られた体を捩って喘ぐゆうか。縄は手足だけで無く、感じやすいところにも掛けられ、きつく締め上げられている。動けば動く程、それが性感帯を刺激して感じてしまう。だが、じっとしていても辛い為結局動いてしまい、その都度激しい刺激に苛まれる事になる。
「い....一体どうして?.....だ....誰が?」
またはっとして、辺りを警戒する胡摩。先程一瞬見えた、黒い影が犯人だ。慌てて周りを見渡すが、何処にも人の気配は無い。
「ど.....何処に行ったの?.......?!」
突然!また黒い影が動いた。その影を目で追おうとするが、とても胡摩に追い切れる速さでは無い。直ぐに見失ってしまう。そして...............
「あっ!あんっ!」
いつの間にか後ろに回り込んだ敵に、胡摩は両手を後ろ手高手小手に捩じ上げられてしまう。
「あん!あ......あなたは........」