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ユウミはキョウミよりも更に悩殺なポーズをとる。だが、ドクターは目を閉じているのでポーズは見えていない。唯、ここから先がキョウミとは違っていた。ユウミの場合は、体全体からオーラの様な光が発せられ、その光は瞬く間にドクターb.bを包み込んだ。
「ぬっ.......ぬうおおおおおおおおっ!」
「ど....ドクターッ?!」
ミキは、思わず立ち上がる。すると、ドクターはキョウミの後ろ手を放し、彼女を自由にしてしまう。
「さあ、ドクターb.bさまあ!コマンダー・ミキ達を、きびし〜く縛り上げてえ!」
「うむ.......心得た!」
何と、ドクターまでもが彼女達の誘惑に負けてしまった。
「はあああああああああああっ!」
ドクターは左手をミキに向け、大きく気合を込める。
「あっ........あんっ!」
ドクターの左手から光が紐の様に放たれ、それはミキの体に絡みついて、彼女を後ろ手に縛り上げてしまう。
「ああん!.......んっ!はんっ!」
厳しく後ろ手高手小手に縛り上げられ、膝と足首もがっちりと縛られ、ミキはその場に倒れ込んでしまう。
「み.....ミキ様っ!!」
ようやく立ち上がった親衛隊員達が、ミキを助けようと駆け寄って来る。
「むんっ!!」
「ああっ!」
「あっ!あんっ!」
しかし、彼女達がドクターb.bに敵う筈も無く、ミキ同様に厳しく縛り上げられ、その場に転がされてしまった。
「ホオッホッホッホッ!!いい格好ねミキさん、結局こうなるのよ!あたし達に掛かれば、ナーワー帝国なんて赤子同然!!」
「あん!そ.....そんな.....ど...ドクターまであの女の虜にされちゃうなんて......」
ツカサの前で、惨めに縛り上げられてもがくミキ。こうなっては、もうミキ達も成す術が無い。
「あなたの相手は、あとでゆっくりしてあげるわ!キョウミ!ユウミ!」
「はい!お姉様っ!」
ツカサは再び、ゆうか達の元に歩み寄る。キョウミとユウミもこれに続く。

何と、キョウミとユウミはその色香で、男を虜にしてしまう特殊能力を持っていた。まんまとその術に掛かり、彼女達の僕となってしまったリュウ元帥とドクターb.b。果たして、このままナーワー帝国はダーク・シバラレンジャーに支配されてしまうのか?厳しく縛り上げられた、ミキとミキ親衛隊の運命は?.....そして何より、本家シバラレンジャーのゆうか達の運命は........

                                         ( つづく )
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