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クロガネ・ザ・ゴッドのコックピット、既に黒鋼の騎士に変身したヒロシがファイティングポーズを取っている。このロボットもシバラレクイーンやギルディオンと同様に、操縦者の動きがそのままロボットの動きとなる仕組みだ。そして彼の後ろにには.........
「あん!.....ん......んふんっ!」
「ふうんっ!....はん!....あふっ!」
「ああん!.....あん!....はんっ!」
いつの間に中に入れたのか、光の縄で後ろ手に縛られたままの、ツカサ、キョウミ、ユウミの3人が立って......いや、立たされていた。よく見ると手足だけでは無く、体の感じ易いところも何やらコードの様な物で縛られていた。
「んふん.....ひ....ヒロシ.....あんっ!」
縛られた体をくねらせ、辛そうにヒロシを見詰めるツカサ。
「ふふ.....ツカサよ、宇宙一強い男が良いのだろう....そこで大人しく見ていろ!今すぐ、この俺こそが最強だということを証明してやる!!」
「あん!ひ....ヒロシさま......」
「ほ....解いて下さい....あっ...あんっ!」
キョウミとユウミが、激しく悶え喘ぎながらヒロシに哀願する。
「馬鹿め、それでは意味が無いのだ!このクロガネ・ザ・ゴッドは、縛られたお前達を乗せてこそ初めて真価を発揮する!!.....さあ、まずは宇宙刑事どもを血祭りにあげてやる。」
クロガネ・ザ・ゴッドがその巨大な脚を上げ、バクレンジャー達に襲い掛かる。
「危ないっ!!」
またもや、一斉に跳び避けるバクレンジャー達。さすがにこれだけ巨大なロボット相手では、等身大の彼らで敵う筈も無い。
「こ....こっちも巨大ロボットを呼ばなくっちゃっ!」
「駄目だ!ま....まだ完成してないんだ!」
「じゃ...じゃあどうするのよ!あんなのを相手に!」
「また来たぞ!避けろっ!」
唯々、逃げ回るしかないバクレンジャー達。
「い....いかんっ!!」
それを見て、白銀の騎士はすっくと立ち上がる。ツカサ、キョウミ、ユウミが縛られたおかげで、ようやく体の痺れは消えた。リュウ達に受けたダメージは残っているが、その辺は気力でカバーしている。
「むんっ!!」
白銀の騎士は、ジャスティー・ブレードでゆうか達の縄を切る。
「あんっ!」
「きゃんっ!!」
「はあんっ!!」
「んふんっ!!」
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