ゆうか達は、そのまま地面に落下する。レイコ達の様に綺麗に受身は取れ無かった。だが、痛がっている余裕は無い。
「シバラレクイーンだ!シバラレピンク!」
「は...はいっ!....き...来てっ!シバラレクイーン!!」
ファンタジー・ベースから、美少女型巨大ロボット・シバラレクイーンが発進する。直ぐに現場に到着したシバラレクイーン。胸からすスポットライトの様な光が発せられ、シバラレピンク・ゆうかを照らす。ゆうかはその光を通ってシバラレクイーンのコックピットに吸い込まれて行く。
「さあ!行くわよっ!!」
颯爽と、クロガネ・ザ・ゴッドに向かって行くシバラレクイーン。しかし..........
「ふん!.......貴様など、相手にならん!!」
クロガネ・ザ・ゴットは、左手を開いてシバラレクイーンに向けて翳す。その掌から、黒いビームが帯状に放たれる。
「あっ!......あんっ!」
その黒い帯状ビームは、瞬く間にシバラレクイーンの体に絡み付き、彼女を厳しく後ろ手高手小手に縛り上げてしまった。
「あん!そ.....そんな.....だ...だめっ!動けない.....あん!あんっ!!」
縛られた体を激しくくねらせ、懸命にもがくシバラレクイーン。ゆうかもコックピットで、同様に後ろ手高手小手に締め上げられ、ひたすら悶え喘いでいた。
「ゆ......ゆうかっ!」
「もう!.....あっという間に縛り上げられちゃうなんてっ!!」
本当に、何ひとつ出来ずに縛り上げられてしまったシバラレクイーンとゆうか。これでは、唯縛られる為に出て来た様なものである。
「ちっ!.......ギルディオン!!」
白銀の騎士は、ジャスティ・ブレードを天高く翳す。雷鳴が轟き、天空が裂けてその中から、鳳凰型巨大ロボットの次元聖獣ギルディオンが現れる。
「ギルディオン・ファイヤー!!」
ギルディオンの口から凄まじい火炎が放たれる。火炎はクロガネ・ザ・ゴッドを包み込み、激しく燃え上がって行く。
「はあっはっはっはっ!!」
だが次の瞬間、炎は全て弾け飛び、中から全く無傷のクロガネ・ザ・ゴッドが姿を現す。
「そんな攻撃が、この最強のクロガネ・ザ・ゴッドに利くものかっ!!」
「おのれ........これならどうだっ!ギルディオン・フェニックス・アタック!!」
ギルディオンが、今度は自らが火の鳥と化し、猛スピードでクロガネ・ザ・ゴッドに突進して来る。
「ふん!........そんなもの......はああああああああっ!!」
気合を込める黒鋼の騎士。それと同時に、後ろで縛られているツカサ達の性感帯に巻き付いたコードに激しい電気が流れ込んで来る。