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クロガネは両手を前に翳し、これを受け止める。
「ぬおおおおおおおおおおおっ!」
クロガネの両掌の前で、巨大なエネルギーの塊が燻り始める。
「うおおおおおおおおおおおおおっ!」
炎熱の騎士は、更に気合を高めて波動を送り続ける。
「ぬうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!」
これに負けじと、黒鋼の騎士も気合を高める。クロガネのボディが再び輝きを増し、ツカサ達への責めも激しさを増して行く。
「あはあああああああああああああんっ!」
「んふうううううんっ!はん!はあんっ!」
これまでに無いくらい、激しく悶え喘ぐツカサ、キョウミ、ユウミ。それに伴なって、クロガネの輝きが最高潮に達する。
「はあああああああああああああああっ!!」
気合一閃!クロガネの掌で燻っていたエネルギーの塊が、一気にギルディオンに押し返された。
「うわああああああああああああっ!!」
カウンターをもろに喰らって、派手に吹き飛ばされるギルディオン。炎熱の騎士はコックピットから放り出され、シバラレンジャー達のすぐ横に落下する。そして、炎熱の騎士から白銀の騎士の姿に戻ってしまう。
「だ.....大丈夫ですか?白銀の騎士様?!」
「くっ......ううっ..........」
シバラレレッドに手を貸してもらい、何とか立ち上がる炎熱の騎士。彼のダメージはそれ程では無いが、ギルディオンは相当なダメージを食らってしまった。
「はあっはっはっはっはっ!無駄!無駄!無駄ああああああああっ!貧弱!貧弱ううううううううっ!!」
どこかで聞いた様な台詞を吐き、高笑いを続ける黒鋼の騎士。
「はああんっ....んっ.....あはんっ!.....」
その横で、既に存在を忘れかけられそうなシバラレクイーンとゆうかが、後ろ手高手小手に縛り上げられた体を捩じらせ、悶え喘いでいた.......

あまりにも強力なクロガネ・ザ・ゴッドのパワーの前に、もはや万策尽きた正義の戦士達。ツカサ達が縛られて悶え喘ぐ限り、そのパワーは尽きる事は無い!このまま、クロガネの餌食となってしまうのか..............


                                         ( つづく )
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