「.......そうよねえ.......やっぱり、そう言うと思ったわ!」
「え?........」
きょとんとする、ゆうか、胡摩、のりこ、華汝。よく見ると、桜とさなえの姿が何処にも無かった。
「さあ!二人を連れて来なさいっ!」
「はあ〜〜〜〜い!」
奥の方から桜とさなえの声がする。しばらくすると、二人がそれぞれ縛られた女性を連行して現れる。縛られているのは、何と女宇宙刑事レイコとユリであった。レイコはいつもの黄色いウェスタンベストとミニスカート姿で、ユリはシバラレオレンジに変身した姿で、厳しく両手を後ろ手高手小手に捩じ上げられ、胸の上下に巻いた縄と一緒にきつく縛り上げられている。一応歩ける様に足首は自由だが、膝はがっちりと縛られ、口にも張り裂けんばかりに猿轡が噛まされている。
「れ.....レイコ??」
「ゆ.....ユリさん??」
まだ後ろ手に締め上げられたままの、ゆうかと胡摩が驚きの声を上げる。
「ふふっ.........お仕置きの為、お二人にはもう少しの間地球に留まって頂く事にしたの!」
「で....でも.......こんな事をして、罪にならないんですか?銀河連邦警察の女宇宙刑事さんを、勝手に縛り上げたりして.........」
のりこが、心配そうにまゆみの顔を見詰める。
「大丈夫!アレン隊長からちゃんと許可を貰っているわ!二人とも護送船を奪われて近隣の星々に迷惑をかけたから、たっぷりお仕置きをして下さいって!」
「むふううううううううううんっ!むむん!むんっ!!」
「んっ!んんんんんんんっ!むん!むふうううううんっ!」
突然くぐもった呻き声を上げ、盛んにもがき始めるレイコとユリ。何事か抗議をしているのだろうが、悲しいかな猿轡の為声にならない。その上、どんなにもがいても縄は一向に緩まない。シバラレンジャーであるユリは、変身した状態で後ろ手に縛られてしまってはどうする事もできない。一方レイコは、特殊ゴム製の縄で縛られてしまっている為、超能力で縄抜けする事も出来ない。
「それじゃ、女宇宙刑事さん達をじっくりとお仕置きしますか?」
「はあ〜〜〜〜い!」
ようやく開放されたゆうかと胡摩は、喜々としてレイコとユリを地下のお仕置き部屋.........もとい、トレーニングルームへ連行して行く。
「んふううううううんっ!んんっ!むふんっ!」
「むむむむむむむむんっ!んふっ!ふん!ふんっ!」
レイコとユリは縛られた体で激しくもがきながら、虚しい抵抗を続けるのだった............
その頃、幻縛城では.............
「あはあああああああんっ!んっ.......んふっ!はあんっ!!」