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さなえが後ろ手に縛られた瞬間、胸のクリスタルが救難信号の点滅をする。それにより、桜はさなえが縛られてしまった事を知ったのだ。
「ああん!さ...さなえ姉ちゃん!....も...もうだめっ!あ...あたし達....ず...ずっとこのままなのっ?!....」
再び目に涙を溜め、うな垂れてしまう桜。

シバラレンジャー達が様々な反応を見せている間に、コガメムシメカはどんどん排気口を進み、ある部屋に辿り着いていた。唯一モニターが利かない部屋、そう、ゆうかの寝室である。懸命な読者諸君は、もうMEの目的が分かった事と思う。コガネムシメカは、部屋に入ると真っ先にゆうかを目指す。ゆうかは、さなえの救難信号により目を覚ましていた。
「さ...さなえさんまで縛られてしまったの?.....ん?....な...何??」
コガネムシメカは、ゆうかの胸の辺りに停まって翼をたたむ。
「こ....コガネムシ?....な...何でこんなところに....」
すると、コガネムシメカの頭から2本の触手が伸びる。その触手はゆうかの乳房を捕らえ、軽く刺激し始める。
「はん!...な...何を....あん!..はんっ!」
感じてしまい、縛られた体を捩って喘ぎ声を上げてしまうゆうか。コガネムシは次第に刺激を強めて行く。
「あん!...や....やめて....はあんっ!あん!あんっ!!」
強くなる刺激に、更に感じて悶え喘ぐゆうか。何とかこの責めから逃れたいが、コガネムシを振り解こうにも両手は後ろ手高手小手に厳しく縛り上げられているので使えない。多少体を振る程度では、胸にぴったりと張り付いているこの虫は離れない。逃げ出そうにも、脚は厳しく縛られベッドに固定されている。もうゆうかには、この責めを贖う術は全く無かった。
「ああん!や...やん!はん!あん!はああああああああんっ!」
縛られた体を捩りまくって、悶え喘ぐゆうか。ゆうかの喘ぎ声が、部屋の中に木霊する。するとコガネムシはゆうかの体を這って、今度は彼女の大事なところに取り付く。
「あん!....そ...そこは、ゆ...許して.....あんっ!」
そんな事を言っても、コガネムシが聞いてくれる筈も無い。このコガネムシメカは、ゆうかの感じ易いところを責めまくる様にしかプログラムされていない。遠隔操作機能は無いので、直接スイッチを切るまでゆうかを責める事をやめないのだ。当然、後ろ手に縛られているゆうかにはスイッチを切る事はできない。コガネムシメカはゆうかの大事なところに触手を当て、激しく刺激し始めた。
「あはあああああああああんっ!はんっ!あっ!あっ!あああああああああああんっ!!」
今度はいきなり、大きく体を捩って甲高い喘ぎ声を上げてしまうゆうか。もう感じまくって、思考がまとまらなくなって来ていた。

その時、ファンタジー・ベースの近くの木陰で待機していた、順の体が激しく輝き始めた。
「き.....来たっ!!」
ゆうかが感じまくり、変身のエネルギーが順まで送られたのだ。そう、これこそがMEの真の目的だった。